第三百九十話 親戚の集い その八

 

「傷が疼く……」

「流石に死ななかったか」

 

 江代地味にファン多いから殺したらアンチが沸きそうで怖い。By作者

 

「私のファンは?」

 

 淀子と初のファンは都市伝説だから大丈夫。By作者

 

「泣くぞ」

 

※※※

 

「おねえちゃんたちちゃんとやってよ……」

 

 泣きそうな顔の法音。

 

「貧乳の銃士!」

「ローバストガンナー!」

 

 ……。

 

「「やれッ!!」」

「マ?」

 

 嫌なんだが。

 

※※※

 

「……の……法音」

「はつおねえちゃん?」

「私と遊ぼうか」

「うん!」

 

 先輩……せめて私は先輩に抱かれてから死にたかったです……。

 

「ふっ、どうせ生き返る」

 

 言うなよ読者の同情を誘ってたのに。

 

「いや貴様……貴様も最近調子に乗り過ぎだ」

 

 自分の家族に調子乗り過ぎとか言われても説得力がねえ。

 大体の奴に当てはまるし。

 

「ローバスとガンナー……それは俺もじゃ

「お前もだパチモン」

「自分で自分のキャラパクっといてパチモンとか酷くないか!?」

 

 そうだな。ただの一人遊びだし。

 

「はやくやろ!」

 

 仕方ねえな……。じゃあ気合入れる為に……。

 なんかまた捨てられてた私のマスク着けるか。

 

「おい貴様待て」

「?」

「やめろ!」

 

 意識が消える。

 

※※※(✟)

 

 ふっ……また起きてしまったようだ。

 

「男のぉ……肉ぅ……食べさせてぇ……」

 

 何度も思う。

 

「ふっ……気持ち悪い……」

「あ……あれは何が起きておるのだ?」

「貧乳の銃士はアレを着けると淫獣になるのだ……」

「そ……それは……」

「あれは殺さぬと……また世の男どもが食いつくされるぞ!」

 

 しかし。

 

「あ……凄いカッコいい男がいるぅ……」

 

 我が好敵手を見る。

 

「や……やめろ……俺は淀子ちゃんの事が好きなんだ……やめて襲わないで……」

「やだ……男……かっこいい男……喰う……全部ッ!」

 

 貧乳の銃士が走り出す。

 剣を構える好敵手に掴みかかり、そのまま押し倒した。

 

「はぁ……はぁ……はぁ……」

 

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