第三百八十九話 親戚の集い その七
――ベイべベイべベイべ~♪
「ローバストガンナー……その曲は?」
「いや、江代がペル〇ナ3好きだからな」
「な……なるほどな。だがあいつ死ぬぞ……」
まあどうせ生き返るべ。
てか江代って地味にまだ一度も死んでないんだよな。
「ママ怖いよ……」
「えよおねえちゃんぼくとうつかうの?」
「ふっ……こ……これがなくては騎士を名乗れん。容赦してくれ」
訳:これなしであなたのボールを受けたら死にます。お許しください。
「随分弱気だな」
「やられてた奴に言われたくねえ」
「わかんないけどのりねぼーるなげるよ!」
「……ッ!」
江代は木刀を構える。
そのまま振るや否や、機械から炎が飛び出す。
「アギ〇イン!」
容赦なく炎は法音を飲み込む。
だが……。
「ねえ……ぼーるをなげるんだよ? なんでまほううつの?」
「ふっ、ただで投げさせる程……吾も甘くはない」
訳:投げたら私が死にます。やめてください。
「ついに貴様ツッコミの仕事サボったか! てかダークナイトのアレはなんだ!? 完全に本物の炎魔法だったぞ!」
「ああ……まあ色々あってな」
てかあいつ風属性にしか適性無かったはずだけど……。
「ス〇ルカードだ」
なるほど。技マ〇ンか。
「ペル〇ナかポ〇モンなのかはっきりしてくれローバストガンナー」
「私に言われてもな」
私はポケ〇ンしかやってないし。
「へー強いの?」
「強いぞ」
「ふっ、吾の好敵手よ騙されるな。そやつは伝説キッズだ」
「見損なったぞ!」
……バレたか。
「ふっ、伝説はドラゴンタイプ持ちが大半だから弱点を読まれやすいと説明したのに聞かぬ……」
「うるせえテメエは目の前の化け物に集中しろ! メギド〇オン撃たれてえのか!」
「それは困る。流石にイゴってしまうからな」
江代は木刀を構えなおす。
「力では勝てずとも……頭脳プレイで何とかしてやる」
江代は木刀を構え、精神を集中する。
木刀が光る。
多分アレは……。
「コンセ〇トレイトだな……」
「あ、お前もペルソ〇やってたか」
「あやつと違って4派だがな」
「じゃあいくよー!」
法音のボール攻撃!
「ぐああッ!」
江代おおおッ!
「いや、あれはセーフだ」
木刀から何かが飛び出している。
しかしボールの突撃と共に……それは破壊された。
「あやつ不屈の闘志持ちか?」
「ホントに〇ルソナ好きなお前ら」
私は分からん。
「ふっ、まずはこれだ『超究〇神覇斬』!」
江代が凄まじい勢いで法音に斬りかかる。
だが。
「ねえ……ちゃんとやってよ……」
掴まれる。
そして……。
「いたいいたいするのはめっだよ!」
ゴールネットへと投げ飛ばされる。
「どうしてだよぉお!」
「こんなことが……おい! しっかりしろ!!」
「?」
「ふっ、一度やってみたくてな」
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