第二百五十二話 六章おまけ チーム戦 その一


 誕生日パーティー終了後の夜。

 

「あの……初? 遠藤がボッシュートされた所で話が強制終了してるけど、一応コレ最低でも三ページは引っ張らなきゃいけない決まりなのよ?」

 

 いや知るか。それよりも私にはやらなきゃいけねえ事がある。

 

「何よ」

「江代! もう一度……もう一度勝負だ!」

「……」

 

 いや……何で可哀想な目で見られてんの?

 

「いや……貴様には諦めとか、自分の限界を見極める力が無いのだなと」

 

 お前がそれ言う? 第三話のお前にそれと同じ事言おうか?

 

「過去をいくらつつこうが吾は動じな

「お前がおねしょした回数と詳しい状況をここで叫ぶぞ」

「うわあああんやめてよお!」

 

※※※

 

 カット。

 

「それで……貴様はまた同じ結果を繰り返すのか?」

「いや、今回は二対二のチーム戦をやろうと思う」

 

 スマ〇ラとかであるアレな。

 

「スピリッツは?」

「そこまでややこしい事はしねえ……」

 

 作者ス〇ブラSP持ってないから、詳しく知らねえし。

 てかス〇ッチも持ってねえ。

 

「ふっ、残念だったな」

「それ死亡フラグ……」

 

 ア〇クの天空とかク〇ムの翔流斬は下手くそが使うとそうなる。

 

「ふっ、吾は勇者の扱いにまだ慣れん」

「あれ意外と難しいよな」

 

 作者もこれ書いてる前日に友達の家でやらせてもらってたよ。

 

「ふっ、〇マブラの話題はさておきチームを決めよう。吾がやる」

 

※※※

 

『チーム戦 黄色チーム 1P 浅井初 3P 六角美咲 緑チーム 2P 浅井江代 4P 浅井淀子』

 

 待て待て待てい!

 

「ふっ……なんだ貴様」

「これ……何の意味があるんだ?」

「?」

「だーかーら! 姉さんとお前が組んだら意味ねえだろうが!」

 

 しかも私のチーム美咲って……美咲さっきモザイクが掛かるレベルで解体されたはず……。

 

「生きてるわよ」

 

 生きてたよ畜生め。

 

「死んでれば良かったみたいな言い方ですわね」

「よく分かったな」

「分かりますわよ」

「てかこれからやるのはチーム戦だぞ。お前みたいな私嫌いがちゃんと私と組めるのか?」

「は? 初さんも殺しますわよ」

 

 誰かメンバーを変えてくれ。

 

「大丈夫よ初。美咲にはスピリッツを付与しておいたわ」

 

 だからスピリッツ要らねえって言ってん

 

「戦闘開始します」

 

 ちょっと待てい!

 

「姉さんこれスピリッツ……?」

「ああ……スタ子のスピリッツを美咲に付与したんだ」

 

 そっか……だから手がアームキャノンに……。

 

「って……ゑ?」

「何よ」

「美咲……それ作者にクレーム付けるべきだ」

 

 それスピリッツじゃなくて肉体改造されてるって。

 

「大丈夫よ初。ちゃんとあとで生身に戻るから」

 

 あ、それなら何の問題もねえな。

 

「あれ、何で私の問題の解決がここまで雑ですの?」

「さあ始めるわよ!」

「聞きなさいよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

 

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