第百六十六話 キャンプ その四


「ふっ……美味だった……」

 

 私は吐いたんだけど……。

 

「美味しかったのにな~」

「お前作者以下だぞ……」

 

 馬鹿にしたな? By作者

 

「馬鹿にするわ。親から馬鹿にされてるのに」

 

 あとで覚えてろ……。 By作者

 

「それはこっちの台詞だ。ムショにぶち込みやがって……」

 

 犯罪者は刑務所に行かなきゃ……。By作者

 

「誰が犯罪者だッ!」

 

 お前。By作者

 

「姉さんとか姉さんとか姉さんとか無いの?」

「私が犯罪者なわけないじゃないしばくわよ」

 

 ごめんなさい初さん。 By作者

 

「よろしい」

「よろしくないから後で二人ともしばく。表に出なさい」

 

 どこの表だよ。

 そうだそうだ。 By作者

 

「リアルワールド」

 

 そういうこと言うな! By作者

 

「うがああああああッ!」

「どうしたのよ初」

 

 ここまでのやり取りで何も思わねえの……?

 最近作者出しゃばり過ぎなんだよッ!

 

「本来私の役目である所が作者に盗られてる! 私はアレか? そうですね(棒)とでも言えば良いのか!?」

「ネタが古くて分かる人が限られてくるわよ」

 

 まだ五年前だから大丈夫だ。

 

「まあでも出しゃばり過ぎなのは確かね。ねえ作者」

 

 何だ? By作者

 

「取り敢えず黙ってて」

 

 はい……。 By作者

 

「良い事シてあげるから」

 

 どんな!? By作者

 

「その玉蹴り上げてあげるわ」

 

 ……。By作者

 

「そんなわけで帰りなさい」

 

 どんなわけ!? By作者

 

※※※(強制退場)

 

「はい帰らせたわよ」

「あ、ありがとう……」

 

 初めて姉さんが役に立ったわ。

 

「あら、役に立ってるのはいつもの事よね?」

「調子に乗るなよ貴様」

「金くれ」

 

 〇ヨかよ。

 

※※※

 

 何だかんだで空は暗くなり、もう夜中だ。

 

「寝るか」

「待ちなさい」

「何だよ」

「それは……次回! 初、死す! デュエルスタンバイ!」

 

 は?

 

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