第百話 初のデート大作戦! その六?


 浅井三姉妹三章……。

 彼女の一回目のデート……。

 貧乳が家を出た……。

 貧乳はイケメンの先輩と共にバージンを卒業する為……。

 壮大な旅に出た……!

 

 テーテレレレーレーレレーテレレレ―レーレーレーレーテッテレーレーテレーレレーテレレレレー……チューーーーーン♪

 テーレレレーレッテーンテレーレーテッテッテーン……テレ♪

 

淀子「何よこれ」

心夜「本家っぽくやってみた」

淀子「パクリを更にパクったわけね」

心夜「そゆこと。じゃあ本編をどうぞ」

 

※※※ I WANNA BE THE HINNYU GUNNER! その六

 

「……?」

 

 あ、れ……?

 

「どうしたの? 浅井さん」

「え?」

「どうしたの?」

「はあ?」

「?」

 

 あれ、なんで冒頭部分に戻ってるんだ?

 

「先輩」

「ん?」

「バス、遊園地前に着きましたよね?」

「え、まだだよ?」

 

 ひょっとして作者の奴、また何かやりやがったな……?

 

※※※

 

 どういうわけかは分からないが、バスから降りるまでに二回程引かれた。

 だが、怪我すらしていない。

 轢かれる度に、バスの中に戻っているのだ。

 

「まるでアイ〇ナだな……どうなってんだ?」

 

 列に並んでいる間も、気が休まらない。

 

「これがリ〇ロだとしたら、先輩も死ぬんじゃ……」

 

 まあ先輩の為なら死んでやり直して良いけど。

 

「兎に角、死なずにデートを成功させよう」

 

 そう決意して、お姉さんにチケットを手渡した。

 

※※※

 

「並んでたけど、何とか入れたね」

「は、はい!」

 

 こっから先輩とジェットコースターだ、って騒ぎたいとこだが……何度か死ぬかも知れねえんだよな。

 気を付けねえと。

 

「今マップ見たけど、近くみたいだよ」

「ホントですか!?」

 

 しまった……ついテンションがッ!

 

「浅井さん、大丈夫?」

「は、はい! 平気ですよ!」

 

 本音を言うと全然平気じゃないけど……。

 家帰ったらあの馬鹿どもを挽いて夕食にしてやる……夢の中で。

 

※※※

 

「ここだね」

「うわあ……凄い行列ですね」

 

 まあジェットコースターなら当たり前か。

 

※※※(作者と淀子の実況中継)

 

「さーて初選手。先輩と共に列に並んだ。ここで死んだら恥ずかしいぞ」

「というか一章での私の技使わないのね」

「いや、お前は美少女だけど、初にそんな設定ねえからなあ」

「あいつはただのビビりよ」

「お前やっぱ凄いわ」

「私作ったの、アンタだけどね」

 

※※※

 

「階段までたどり着きましたね」

「そうだね」

「じゃあ上りま

 

「きゃあああああああッ!」

 

 ヤバい……お客さんがドミノ式に……ッ!

 こんなの……こんなの……。

 

《GAME OVER》《PRESS “R” TO TRY AGAIN》

 

 対応出来るわけねェだろォォォォォォォ!?

 

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