第7話

今日からアリスに一年させていた基礎鍛練から本格的な鍛練へ、移行した。


最初は盾の扱いから教えていくのだが・・・正直どう教えればいいのかさっぱりわからない。私の場合自然に型のような動きができ闘えるが、これはこの体にインストールされたものでほぼ無意識で使っており、なんというか教えるとなるとどうすればいいのかわからない。


という事で神さまにたずねたら適当に木に丸太つないでガードさせるのはどうかなとおざなりな返答が返ってきた・・・で実践する。


「じゃぁいくよ~」


合図をし丸太から手を離し盾を構えたアリスに丸太が直撃する。


「ちょっまうあああああ」


ちゅうちょなく私の手から離された丸太がアリスが構えた盾に直撃とともにアリスが数メートル後方に飛ばされ地面に倒れる。

フム、丸太60キロは流石に重すぎたかな、最初は20キロぐらいからにしよう。


踏ん張りが足りず、吹き飛ばされたアリスは今だ立てずにいる。どうやら脳震盪を起こしてしまったようでしばらく起き上がれないだろう。


因みにこの世界、レベルやスキルなどステータスが存在する。

が、しかしこの世界のほとんど住人はそんなものがあることを知らない。

何故なら、ほとんど、自身のスキルを知ることができず、たまにそうたまになんとなくで使用できる人いて、そのほとんどの人が英雄などになるからだ。

私はそのステータスなでも見れるようなのでアリスのステータスを見る。


アリス♀ Lv12

体5

力3

守1

俊3

魔力159


スキルなし


こんな感じであるざっくりしていて非常に見やすい。


たがしかし、いずれ私の所有者として大丈夫だろうか・・・私盾なんだけど守が一番低いとはいや、私が守を補う形かな?


『ただ単に今まで守の特訓してなかったからだからね』


なるほど、基本走り込みや腕立て腹筋にスクワットなどだったからかな。


『いや~魔力値が高いねぇ魔力値で言えば世界で一二を争えるぐらいじゃないかな』


へー・・・ステータスとか平均とかわからないからぱっとしないけど神様がそう言うのなら高いんだねぇ


『ステータスは魔力を除く体力・力・守備力・すばやさはMax10なんだけどねアリスは一般男性用並かなすこし鍛えたぐらいの、そんで魔力は正しくみるなら1590で平均は10あるかないかぐらいかな?』


へっ?魔力高すぎないアリィス?


『リリス君の力を自由に使えるぐらいアリスは魔力がずは抜けて高いと言えますなぁ』


へぇ・・・私を使うなら守はあんまり関係ないのかな?


『そだね、基本に魔力でリリスの力を引き出せばいいってね、まぁ盾をもって闘えるぐらいに仕上げればあとは魔力を鍛えて行けば無双とかできるかも~リリスはスペックが僕ぐらいに高いからさ~』


ふむ、私そんなに強いのかは疑問だけど盾を扱えるぐらいにしたら魔力強化に力をそそぐようにしよう。


「ほーら、アリスいつまで寝てるの起きた起きた続けるよー」


まだ、起きあがれずにいるアリスに渇をいれつつ、丸太の重りを替えて起き上がり盾を構えたアリスに丸太から手を放ちぶつける。

すこし踏ん張りが足りなかったのか後方に体勢を崩しつつもぎりぎり倒れずにすむアリスをほめめつつも数時間ぶっとおしで続ける。

そんな私に目尻に涙をうかべ鬼ぃ鬼畜、スパルタリリス、アホー、バカーなど言いつつも私がやめようとしないのでやめれずずっと丸太を盾で受け続けるアリスに内心楽しむ私がいた。




丸太を盾で受け続けるだけの毎日を送りにはや、一ヶ月丸太の重さ日が変わる毎に一キロずつ重くしていき今日初日アリスが受け止められなかった60キロをアリスは見事盾で受け止めた。

最初は数日2キロずつあげていたが、アリスに「絶対に重さあげてるでしょ」と言われたため次の日から1キロずつあげ、アリスが意識しないよう誘導しつつ60キロの重さまで来た。


「お~60キロ受け止めたねアリス!成長したね!!」


アリスの成長をよろこび私はアリスの頭をなでなで


「むーやっぱり気のせいじゃなかった!!リリスさん毎日すこしずつ重くしてた!!」


アリスはそういいつつ、頬を膨らませリスのようになりキッと睨むように上目ずかいで拗ねる。

うん、かわいいかわいい、アリスそんな顔をしてもかわいいだけだからね~あはははは


「よーし、今日はアリスの成長記念ってことで夕食は御馳走にしよっか」


「御馳走!!御馳走!!」


アリスの不機嫌が御馳走という、ワードを耳にした瞬間、表情から不機嫌さが霧散し歓喜嬉しそうな表情になり、お口からじゅるりとよだれが溢れていた。


うん、アリス女の子なんだから御馳走とかでよだれを垂らすものじゃないよ?この先アリスは大丈夫だろうか・・・少々食い意地があるような、変な男とかにおいしいご飯やさんにつれていってあげるよなんて言われたときついていってしまうのではないだろうか・・・お姉さんはそこが心配ですよ?


私の心配をよそにご馳走を想像してるのかよだれを垂らしつつボーとなり私にはなでなでされてるアリスを前に私は


「じゃぁ、訓練再開しよっかアリス」


訓練再開をいい放ち、アリスを現実へひきつけ、私は丸太の重さをさらに1キロあげアリスへむけて丸太から手を放つ、因にこの丸太私の能力で生み出した見た目を変えずに重さを自由に変えれる魔法の丸太である。












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