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あれから1ヶ月。

俺とアオイさんはLAに戻って、あの曲に俺が歌詞を付けてレコーディングした。次のアルバムに収録する予定だ。あの海で『曲が生まれる瞬間に立ち会えた』って、ココさんは喜んでいた。


(おつかれスタンプ)


「おつかれー」


「来月帰るから、またよろしく」


「泊まるの?」


「もちろん」次こそ絶対キスしてやるぞ。


「シッターあるから、日にちが分かれば連絡して」


「了解。アオイさんも行くから」


「そうなの?仲良しになったんだ」


「うん。一緒にサッカーしてるよ。アオイさん、スゲー上手いんだよ」


「そうなんだ。楽しそうだなぁ」


ちょっと寂しがってる?


「また行こうよ、海」


「そだね」


「あの海、よく夢に見るんだよね」


「私も」


「アオイさんも見るかな?今度聞いてみよう」






何故だかよく夢に見る。

あの浜辺で、三人で海を眺めている。

風が気持ちよくて、太陽がキラキラして

波の音だけが聴こえる。


俺達は、あの日からずっと

あの時間の中にいるのかもしれない。



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