全く仕事しない日もある




 ちーん


「・・・・・!」


 ぱしっ


「・・・・・♪」


 おかしい。何故あれが取れるんだ?

 ドヤ顔でこちらを見る彼女からトーストを受け取りジャムを塗って返す。


 トースターから飛びでるトースト、シャレならんスピードで飛んでくるんだが?




「で、今日はどうするんだ?仕事もひと段落したし、出かけるか?」

「・・・・・・」


 あっそ、ゴロゴロしとくのね。

 彼女はクッション(本人より大きい)を持って絨毯の上をゴロゴロ転がっていった。


 ゴロゴロ〜ゴロゴロ〜


「うっとおしいわっ!」

 ひょいと抱えて、ソファーに投げる。

「・・・・・♪」

 くっ、楽しかったみたいだ。


 ゴロゴロ〜ゴロゴロ〜


 もういい。知らんぷりしておこう。

 しばらくしたら飽きるだろうし。


 ゴロゴロ〜ゴロゴロ〜


 イラっ。


 ゴロゴロ〜ゴロゴロ〜


 イラっイラっ。


「ええ〜い!」

 彼女を小脇に抱えて、部屋に連れて行く。


 ベッドへ、ぽいっと。


「・・・・・♪」




 あとはご想像にお任せします(笑)



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