星々の夢
ねえ、見つめて、ぼくの瞳。
散りばめられた、幾千もの星々が、ぼくの瞳にはきっと、詰まっている。
いつまでも君を見つめている。ぼくの瞳より、輝く君。
ねえ、わたしには、わからない。あなたの言葉。でも知れば、何か変わるはず。
ねえ、わたしだって知りたい。たゆたう夢のはざまに凪ぐ、青い月が囁く歌の、遠くを見つめるあなたの瞳の、語らんとすること。
ねえ、会いたいよ。寂しいよ。君はどこへ、いったのだろうか。ぼくをひとり、置いて、さむい。
ぼくだって君の夢、見たいのに。君の夢に、出たいのに。
その唇が濡れているの、ぼくのためじゃなくて、彼のためなんだね。
眠りましょう。あなたが、あるいは君が、わたしと共に、あるいはぼくと共に、夜を明かすことはないのだから。
よい夢を、よい目覚めを。
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