玉梓5 憎しみの連鎖を断て
眠る犬士達を犬塚と狛ちゃんが起こそうとするが、
なかなか起きない。
上空にUFOで避難していた枕返しが戻って来たので、
UFOに犬士達を収容する事にした。
最後に犬塚が八つの珠を回収する。
そこへ犬坂が珠転送で現れた。
犬塚「来たのか」
犬坂「これから落ちてくる隕石にほとんど神通力を使い切ってしまいました。」
UFOに戻った二人。
犬坂はそれぞれの珠をそれぞれの犬士に似せた藁人形に埋め込んで釘を打つ。
眠っていた犬士が痛みで目を覚ました。
乙姫には軽く直接釘を打つ。
起きた竜の落とし子が吐く泡で犬神も目が覚めた。
タルナーダの信の珠はネーバ星なので珠転送でネーバ星に行って釘を打つ。
犬坂は外出して早々、忙しく出歩いた。
目覚めた犬士達がUFOから富士山頂を眺めていると、
小さい隕石が火山湖に降ってきた。
湖の海水を吹き飛ばし、
また海水が流れ落ちるように山頂の地形にひびを入れる。
絶妙な大きさの複数の隕石。
ついに玉梓に怨念を晴らさせつつ、退治する事に成功した。
犬士は妖怪や異星人をも救ってみせた。
■
犬坂はネーバ星に残した信の珠も戦う前に回収しておけばよかったのだが、
最後までそうしなかった。
タルナーダ「じゃあ俺はネーバ星に戻る」
犬神「他の吸血鬼は?」
タルナーダ「戻ったら出来るだけ早く移民船で迎えに来る。みんなありがとう」
犬坂「いえ、元々私のせいでネーバ星を巻き込んだのですから、ね」
いつの間にかUFO内に伏姫も居た。
陽子「お人よしばっかりねー」
伏姫「親切が不老になる資格の一つだから」
『いずれ犬士以外の人々も不老になる日が来る』
伏姫はみんなを見守りながらそう思った。
アメコミ風 南総里見八犬伝説 淀川馬琴 @yodogawabakin
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます