ファンタジー革命5 妖狐バトルロイヤル
外からの増援対策で地龍に掘らせておいた洞穴が有る。
スパイがドラゴンを暴れさせると地震が起き、
船が地中に沈み始めた。
浮上は狛ちゃんに操作妨害されて一時的に出来なくなっていた。
浮上以外に大した地震対策は無いようで、
船の下半分が地面に埋もれた。
さらに大雨と雷の護符を発動する。
タルナーダ配下にした生物兵器の天狗が竜巻を巻き起こし、
上空からの増援も断った。
似たような反乱がラファエル国内で同時発生している。
■
船からラファエルが脱出避難すればそれでもよかったが、
そのような報告は無い。
地震、雷、土石流で揺れる船内で陽子堕天使がさらに上を目指して進む。
警備堕天使が守っていた先の通路を飛んで上り、またしばらく自由に探索出来た。
右往左往する堕天使とすれ違っても何も言われない。
咆哮による増援要請も却下されていたようだ。
ラファエルは遺伝子学者、おそらく研究室に居るはずとの予想。
それらしい設備があるフロアに無数の種類のドラゴンが放し飼いになっている。
解放したのはラファエルだった。
敵襲に備えて放したのだ。
八岐大蛇、レッドドラゴン、地龍以外に巨人堕天使もいた。
逃げる必要など無いほどの戦力。
しかし観察していると巨人堕天使以外は同士討ちを始めた。
火炎と冷凍ブレスが設備破壊お構いなしにまき散らされ、噛みつき合っている。
ドラゴンが死ぬと新たにゲージが開き供給される。
よく見ると巨人堕天使だけ動かない、その巨人の後ろに未調査の扉が有る。
作戦時間が残り少なくなってきた。
陽子は変化を解いて妖狐となった。
バトルロイヤルに参加し、巨人堕天使に近づいて行く。
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