移民編3 天使の問題
異星人天使のUFOを手に入れた犬影は、
USJ城のタルナーダの棺に忠の珠を投げ込んだ。
タルナーダ「またか。」
しかたなく忠の珠を拾う。
しかし面倒なので今回は地下大阪城へ届けたりはしない。
■
乙姫は月の裏側、探査母艦の中をじっくり偵察していた。
乗組員は天使型異星人4名。
ミカエル、ラファエル、ガブリエル、ウリエルと名付けた。
人間のように容姿端麗、翼は6枚。
みな杖を持っている。
探査母艦の操縦に使う物らしい。
乙姫が聞いた「外洋に出る」とは何なのか。
ラファエルとガブリエルは天狗やドラゴン、ナーガを作っていた。
ミカエルとウリエルは地球を見たり、
移民船団側の天使と会話したりしている。
言葉はわからない。しかし移民船団の背景が火星っぽい。
移民船団の乗員は数知れず。
火星人とも思えた。
火星人にピラミッド型移民船団。
手に負える相手ではない。
乙姫は犬神の転送を待った。
■
霧島、十勝岳はすでに竜不在、天狗を大将にナーガが守る。
何を守るでもないのだが。
そこへ自衛隊が大火力部隊を展開する。
竜巻に戦車が耐え、噴火する火山を砲撃した。
竜巻を操る天狗に航空機は使えない、
自衛隊は何もない山腹を上るのみ。
噴火と地震は収まりつつあった。溶岩、火砕流も。
妖怪全滅は時間の問題。
しかし霧島、十勝岳の他に噴火した火山があった。
国後島の爺爺岳、尖閣諸島の魚釣島。
国後島にはドラゴン、魚釣島には八岐大蛇が暴れまわる。
日本を追い出された形か。
地震を誘発する迷惑な存在が、日本を色々な意味で揺さぶり始めた。
自衛隊は再度の噴火と地震で霧島、十勝岳を包囲する事しか出来ない。
噴火と地震はきわどい火山に居る竜の仕業。
誰が討伐すると言うのか。
犬士をもってしても、火山へ行く手段が無かった。
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