僕と勝気なカノジョと顔も知らない許嫁

作者 青山 忠義

40

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★★★ Excellent!!!

ある日突然両親から許嫁の存在を知らされた、高校生の澤田隆司。許嫁の存在に加えて、両親に隠されていた複雑な家庭の事情、さらに高校を卒業する来年の春には結婚しないといけないハイスピードな展開と、次々明かされる新事実にもう夜も眠れない。

そんな混乱のさなか隆司は話の弾みで、顔は良いけど性格は最悪という評判で知られるギャルの同級生・石野樹里と付き合うことに。
最初はすぐに別れることになるだろうとたかをくくっていたが、付き合いが続くにつれてどんどん彼女の意外な一面が見えてきて、やがて本気で樹里のことを好きになり始める隆司だが、タイムリミットの春はどんどん近づいてきて……。

主体性がないせいで、勝ち気な性格の樹里にガンガン振り回されっぱなしの隆司ですが、そんな態度にイライラさせられることはないのは、彼の主体性のなさが、多少自分が嫌な思いをしても周りの人のために我慢できる優しさの裏返しだとはっきりわかるから。

しかし、選ぶべきは彼女か許嫁か。こればかりは周囲の気持ちではなく自分の意志で決断しなければならない。

果たして隆司が出す答えや如何に!?

(新作紹介 カクヨム金のたまご/文=柿崎 憲)

★★★ Excellent!!!

勝ち気な彼女にいつの間にかリードされてゆっくりとヒロイン色に染められて行きます。
ヒロインの手の上で踊りながら幸せになって行くのもアリじゃないでしょうか。
時々織り込まれる英語も良いタイミングでスパイスのように味わえます。

途中でなんとなく最後の展開を予想してしまいますが、きちんと最終話まで楽しませてもらえる絶妙の展開です。
最終話を読んだ後、読み返すとさらに楽しめる物語でした。