第12話ドタバタ逃走劇

「お世話になったね」

高城ダニエルは笑顔をうかべて、ヘア・メイクを担当してくれた二人の女性に、感謝の言葉をかけた。

「シャロンのおかげで、ことみさん、ますます素敵になったよ。スミレちゃんもお疲れさま」と言って、自分のとなりでモジモジしていることみに顔をむけた。「君もお疲れさま、ことみさん。わざわざ来てもらったかいがあったね。ほんとに可愛いよ」

またまた歯の浮くようなほめ言葉。この人って、キザなのか、それとも純粋なのか。ことみは高城のことがわからず、返答に困った。しかたなく、ひとことだけ口にした。

「言いすぎです」

ここは、港区表参道の〈ヴォヤージュ〉。三時間前、田中ことみは高城につれられて、このヘアサロンをおとずれていた。

週末の今日、彼女はまだ出会ったばかりの超ハンサム男子から、雨あられのような「オシャレ攻撃」を食らいつづけていた。そしてたったいま、見事に " 大変身 " を成しとげたばかりなのである。

「ユアウェルカム、ケンジ」どういたしまして、とシャロンは言い、ことみの方をむいた。「ミズコトミ、マイスイートベイビー。ユールックソープリティ」私のかわい子ちゃん、すごくきれいよ。

「ことみさん、今日はお疲れさま〜」メイクアップアーティストのスミレが言った。「コンタクト痛くない?」

「あ、大丈夫です」とことみは言った。照れくさくて、少しうつむいてしまった。

「そうだ。もしよければライン交換しようよ」とスミレが言って、パンツのポケットからスマホを取りだした。「かまわない?」

「はい、もちろんです」ことみはうなずいて、ポケットからスマホを取り出そうとした。が、…ない。スマホが…ない。ことみはあせって高城のほうを見た。「あ、あの…」

「どうしたんだい、ことみさん」と高城が心配そうにたずねた。

「スマホが、なくて…」とことみは言った。「どこかでなくしたみたい、です」

「えっ、ほんと。よく探してごらんよ。ジャケットのポケットはみた?」

ことみはジャケットの外側の二つのポケットと、インナーポケットに手を入れたが、みつからなかった。

「無いです。やだ、どうしよう」ことみは泣きそうになった。なけなしのお小遣いをためて買ったのに、ショックなんていうものじゃない。あ〜十万円がとんでっちゃう!

「おかしいな。じゃあ、着がえた服に入れたわけじゃないんだね」高城は〈ゾーン〉からヘアサロンまでの道順を頭にうかべていた。ことみも同じだった。新しいデザインの服に着がえて、Tシャツとジーンズを袋に入れて…あーっ!二人は声をそろえて叫んだ。

「ショップ!」「お店!」

「そうだそうだ。たぶん、あのときジーンズのポケットに入ってたんだよ」と高城はことみに言った。

「はい。まちがいないです」ことみもうなずいた。

「ワッツゴーイノン、ケンジ?」シャロンは何があったのかと首をかしげている。

「社長。ことみさんが携帯なくしたんですよ」とスミレが言った。「でも、忘れた場所がわかったみたいです」

「イッツグッ、エブリスィンオーケー」それはよかった。シャロンは親指を立てた。「じゃあ建二、またね。そのうちミズコトミもいっしょにクラブでも行きましょ」

「オッケー。今日はほんとにありがとう」高城はあらためて二人に礼をいい、ことみと店を出た。

「ありがとうございました!」二人の背中にスミレの声がひびいた。


階段をおりた二人は、ふたたび表参道の歩道に立った。午後二時半すぎ。天高くのぼった太陽があいかわらずまぶしい。

店を出て急に二人きりになると、ことみは高城と目をあわせることができなかった。シャロンの言ったことが頭からはなれない。

この人が、あたしのことを…まさかね。そんなのありっこない。相手は天下のイケメンよ。それも、会社を経営して、店まで出してる実業家。モデルさんか、どこかのお嬢さまならともかく。よりによって、なんでこのあたしが…

「う〜ん。なんどみても可愛いなあ」

高城の声に、ことみはハッとわれにかえった。しまった、またイケメンの罠にハマるところだった。負けるなあたし。ことみは背中をスッとのばして、高城にむきあった。

その彼は、満面の笑みをうかべて、ことみの姿にみとれている。「ことみさん、とても素敵だよ」

「ありがとうございます。あたしなんかのためにここまでしてもらって、感謝してます」深々とおじぎをした。

と、そこでことみは、シャロンが言っていたあの言葉を思い出した。

" 健二はね、ダニエルって呼ばれるとすごく喜ぶのよ "

おおっ、そうだ。よし、ここで試してみよう。チラリと高城の顔を盗み見ながら、ことみはニヤリと笑った。

「おかげさまで、とっても幸せです。ね、ダニエルさん」

「ああ。それは、ほんとに…」そこまで言って、高城が目を大きくひらいた。「あれっ。いま、ダニエルって言った?」

「ん、気のせいじゃないですかあ〜」やったわ!ざまあみろイケメンめ。あたしをもてあそんだ仕返しよ。ことみはしてやったりと心の中でガッツポーズをしたが、完全に意味をまちがえていた。

「いやいや、ぜったい言ったよ!ことみさんにダニエルなんて呼ばれて、うれしいなあ」高城はいまにも飛びあがりそうだ。「これからは、僕のことをずっとその呼びかたでたのむね。よしっ!」

うう〜、ぜんぜんうろたえない。どこまでポジティブなのよ。ことみは彼の明るさにあきれていた。そこで、ふと思った。あれ。シャロンさんは、なぜダニエルと呼べと言っていたんだっけ?

「さあて。それはいいとして、君の携帯を買わないとね」

「えっ」ことみはキョトンとして、高城の顔をみた。「お店に戻るんじゃないんですか」

「そんなめんどくさいことしなくていいよ。せっかくだから、二台持ちすればいいじゃないか」と高城は言った。

この人なに言ってるの。ことみは高城の言葉をきいてポカンとしていた。だが、彼はいっこうに気にしていないようだ。

「ことみさんはどんな携帯使ってるの?」

「ギャラクシーですけど」

「アンドロイド派なんだね。よし、わかった。近くに携帯ショップあるから行こう」と言って、高城はことみの手を引いて歩き出した。

「ちょ、ちょっと」ことみは展開についていけなかった。それ以上に、はじめて男性に手を握られたことにうろたえた。顔から湯気が出そうになった。

「そのかわり、二台目は僕との連絡専用ね」と言って、高城は片目をつぶる。

え〜っ、なに言ってるの。この人いちいちわけがわからない。もう、ほんと悩ましい。ことみの頭はもはやカオス状態だ。

「気にさわった?」と高城が言った。「あはは、冗談だよ。ことみさんて純情だから、すぐ間にうけるんだね。そういうところも可愛いなあ」

くそ、頭にくる。人をからかうのもいいかげんにしてよね。ふん。

「あの〜ダニエルさん。人をすぐにからかうクセ、直したほうがいいですよ」言ってやったわ。ざまあみろ。

「あっ、ショップに着いたよ」

ぜんぜん聞いていない!ことみはあきれて、顔をひきつらせて笑うしかなかった。

「ん、なに?」

「いえ、なんでもないです」ことみは笑いをこらえて答えた。

「よし。じゃあ、入ろうか」

二人は一緒に、携帯ショップの中へ足を踏みいれた。


「こんにちは。高城ですけど」ショップに入ると、彼は言った。

「ああ、ダニエルさん。いらっしゃいませ」ショップの店長と思われる男性が、こちらへ近づいてきた。「今日はどのようなご用件ですか」

「この女性の新規購入をお願いしたいんですよ」と高城は答えた。

「はい、わかりました。こちらへどうぞ」男性は、二人を奥のブースに招いた。

それを聞いたことみは思った。ちょっと、お客さんいっぱい待ってるのに、どんだけ特別待遇なのよ。不公平。腹たつわ〜。

「コーヒーをどうぞ」と男性は言った。「それで、機種はどのような?」

「ギャラクシーの最上位機種でお願いします」と高城は言った。

「と言うと、〈S 22 Ultra〉か〈S 22〉ですね。〈S22 Ultra〉は、6.8 インチの大画面ディスプレイ、長時間バッテリーと、本体に収納できるタッチペンが搭載されています。もちろんカメラ機能も最先端ですね、と男性は説明する。「256ギガの大容量メモリーと、バッテリー1回の充電で1日持ちますしね。使い勝手がいいですよ」

「どうだい、ことみさん」

そう言われても、いきなり答えられないよ〜と、ことみは言葉に出さずに思った。

「そういえば、いま使ってる機種は?」と高城がたずねた。

「S21です」とことみは答えた。

「あっ、それならもう一台は最新機種で決まりだね。それじゃあ、さっそく契約お願いします」高城はサッサと事をすすめていく。

店長の男性は、在庫を調べてきます、と言って店の奥に消えた。

「あの、ちょっといいですか」ことみは高城に言った。「今日、あんまりお金がなくて」

「僕が出すから心配ないよ」と高城はこともなげに言った。

あ〜あ。この人ってほんと、お金持ちを全面に出してくるわよね。どうせあたしは貧乏人よ、とことみはまた心の中でグチをこぼした。

「お待たせしました」店の男性が戻ってきた。「電話番号はMNP(ナンバーポータビリティ)にしますか」男性がことみにたずねた。

「MNPってなんですか?」

「あ、すみません。電話番号はそのまま変えなくていいですか」男性は言い直した。

「あ、いいえ。新しい番号で」とことみは答えた。

「では、さっそく契約をすすめましょう」男性はテキパキと手続きをこなしていく。

契約のまえに、新しい機種ともう一台との共通化作業を男性が手伝ってくれた。ギャラクシークラウドでのデータバックアップ、アンドロイドOSのグーグルアカウント登録、MNP、基本アプリのインストール、各種保険などなど。

「お支払いはいかがしましょう」男性がたずねた。

「一括でお願いします」と高城が言った。「それと、毎月の通信料は僕の口座名義で」

「あ、それはあたしが…」とことみが言おうとすると、高城がそれをさえぎった。

「ダメだよことみさん。僕に恥をかかせないで」

「まあ、そう言うなら。お言葉に甘えさせてもらいます」ことみは引き下がった。

「色はどれにしますか。ラベンダーパープル、オーシャンブルー、ミッドナイトブラックがあります」と男性が言った。「ただいま、全色在庫がありますよ」

「それじゃあ、パープルでお願いします」とことみは答えた。

「わかりました。では、これで契約完了です。商品をお持ちしますので、少々お待ちください」と男性は言って席を立った。

「オッケー!いちばん最初は、僕の電話番号とラインの友だち追加だね。うれしいなあ」高城はご機嫌だ。

「お待たせしました」男性が戻ってきた。「ギャラクシー新機種のパープルです」と言って、スマホの箱を紙バッグに入れてことみに渡した。「本日はありがとうございます。ダニエルさん、またなにかありましたらお申しつけください。

「はい。それじゃ、また」と言って、高城とことみは出口へむかう。店長が見送り、二人は店を出た。


「さて、これからどうするかな」と言って、高城は腕時計を見た。「まだ三時か。ことみさん、食事でもしませんか」

「あ、お腹が…」

「え、どうしたの」と高城は心配そうにたずねた。「お腹が痛いの?」

「お腹が」ことみが言った「すきました」

「あはは。な〜んだ」高城はホッとしたのか、笑顔をうかべた。

ことみは、朝からなにも口にしていなかった。はじめての都会行きで緊張して、食事がのどを通らなかったのだ。

「よし、どこかのレストランへ入ろう」と高城は言い、ことみの手をとって歩き出した。

ことみは今日一日、高城にふりまわされてきたので、彼のスキンシップに慣れてきた。高城と一緒に表参道を歩いていく。

やがて二人は、とあるカフェレストランにたどり着いた。〈ロシェマルシェ〉という、赤いレンガが特徴のかなり大きな店だった。

「ここにしようかな」と高城は言って、メニューの看板を見た。「子牛のステーキとフレンチトースト。なかなかいい感じだ」

うへっ、なにその高級メニュー。めっちゃハードル高いじゃん…というのがことみの本音だった。それにしても、今日のおしゃれ攻撃にはほとほと参った。頭がグルグルよ。でもはじめての経験だから、ちょっとうれしいかな。てへっ。

「ことみさん、入ろうか」

「はい」

店内に足をふみ入れると、さっそく女性の店員が近づいてきた。

「お二人さまですか」とたずねる。

「はい」と高城は答えた。

「こちらへどうぞ」店員の女性が隅のテーブルに二人をつれていく。

そのとき、高城は気がついた。反対側の壁ぎわに、派手なオーバーサイズのの服装をした四人組の男たちがすわっているのを。横目で観察すると、二人がキャップをかぶって、ボックス席にふんぞりかえっていた。ジャージ姿で首に太いネックレスをしている。残りの二人は、スーツを着て、髪は金髪。たとえて言うなら、キャバクラのスカウトマンという感じだ。

高城はあえて気にせずに、ことみと一緒に席についた。そして、今日のランチの〈子牛のステーキ〉を注文した。

だが、どうにも先ほどの四人組が気になってしょうがない。いつもならいっこうに気にならないが、今日は女性連れだ。

するとそのとき、ジャケットのポケットで携帯が振動した。とり出すと〈ゾーン〉からだった。

「もしもし、美波くん。え、クライアントが来てるって?まいったな、こんなときに。タイミングが悪いよ」高城は険しい顔をみせた。「ごめん、ことみさん。仕事の大事な話なんだ。ちょっと待ってて」と言って席を立った。

「あ、どうぞ。気にしないでください」とことみは言った。

「すぐ戻ってくるからね」高城は言って店を出た。

ことみはひとりになって心細かった。窓の外で、高城が電話にむかって、大きな声をはりあげている。

「おねえさん。ひとりになってヒマそうだね」

男の声に、ことみはギョッとしてふり返った。ジャージ姿のガラの悪そうな男が立って、こちらをのぞきこんでいた。

「俺たちと遊ぼうよ」

ことみは突然のことに身体が固まって、動くことができなかった。

「けっこうマブいじゃん。あの男、彼氏なの?」男はなれなれしく聞いてくる。

ことみは体がふるえた。かつて経験したことのない恐怖に、顔をうつむけて黙っているしかない。

「へえ。可愛いとこあるじゃん。ウブだね〜」と男は言って、奥の仲間のほうをみた。「よお、この女イケそうだぜ」

それを見ていた男たちが、奇声をあげてはやし立てる。

「よお。俺たちにつき合えよ」と言うと、男はことみの腕をとった。「彼氏なんかほっときゃいいじゃん…」

「おい、その人の手をはなせ!」

高城がすぐそこに立ちふさがって、どなり声をあげた。今まで見たことのない険しい顔つきで、男をにらみつけていた。

「はあ?てめえ、なにこいてんだコラあ〜」いかにも不良っぽい口調で、男が言った。「おめえ、引っこんでろよ、このタコが!」

「もういちど言う。その人は僕の大切な人だ。手を出すな!」高城は大声で叫んだ。

「なんだあ〜てめえ。いい度胸してんじゃねえか。俺を誰だと…」

男の声は続かなかった。高城の右の拳が、すさまじい速さで男のアゴをとらえた。不意をつかれた男は、もんどりうって床に倒れこんだ。

高城は男におおいかぶさり、ひじで男の喉もとに突きを入れると、さらにひざで股間に強烈な打撃を加えた。

「ぐあ〜っ!」男は苦痛にあえいで、情けない声をあげた。

「俺の連れに二度と失礼なことをしてみろ。このくらいじゃすまないぞ!」高城はすごみのある声で男にクギをさして、立ちあがった。

「おいコラあ〜っ!てめえ、なにさらしてんだあ!」奥の席から三人の男たちが叫んだ。

「ことみさん。行くぞ!」高城はことみの腕をとってかけ出した。出口から店をとびだすと、歩道を一目散に走っていく。

ことみは涙をうかべながら、必死に高城のあとについていく。が、高いヒールのサンダルがじゃまになってうまく走れない。思いきって両足から靴を脱ぎすてると、そのまま裸足で走っていった。うしろをふり返ると、先ほどのチンピラたちが追いかけてくる。

「ことみさん、前をむいて!」高城が叫ぶ。「いいか。そこの路地を右に曲がるぞ!」

二人は、雑貨店の角を急いでまわりこんだ。

「そこのパーキング!」と高城は言うと、駐車場にとめてある紺色のアストンマーチンのドアをあけて、車の中にとびこんだ。助手席のドアを開けて、ことみに言った。「ことみさん、早く乗って!」

ことみは無我夢中で車に飛びこむと、ドアを閉めた。

「しゃがんで!」と高城は言い、ことみの頭をおさえて、ダッシュボードの陰に身体を押しこんだ。

つぎの瞬間、四人の不良たちはどなり声をあげて、目のまえの路地をかけぬけていった。

二人はそのまましばらくじっとして、二、三分待った。高城はそっと頭をあげて、あたりのようすをうかがった。耳をすまして、もう三十秒くらい待った。

やがて、ふうっと息を吐き出すと、ダッシュボードから顔をあげた。

「ことみさん、もう大丈夫。起きていいよ」と言うと、優しくことみの上半身をかかえあげた。

ことみの身体が恐怖でふるえている。涙がポロポロと流れ落ちていた。高城はことみを抱きしめた。

「怖かったよね。こんな思いをさせてごめん。本当にすまない」

ことみは彼の肩に顔をのせて、声をあげて泣いた。高城の両腕が、彼女の身体をしっかりと包みこんだ。

ことみの中で、とつぜん激しい感情がわきおこった。両腕を高城の首にまわして、思いきり抱きついた。

「大丈夫、大丈夫だから」

そう言ってなだめる高城の身体に、ことみはかつてなかった安らぎをおぼえた。男性の身体に密着していることの恥ずかしさも、いまは忘れていた。

CDショップで出会って以来、彼が自分によせてくれる思いに、ずっと戸惑うばかりだった。だって、彼みたいな人が気に入ってくれるなんて、ありえない話だと思ったから。でも、彼の誠実さと優しさにふれるうちに、少しずつ、今まで味わったことのない感情が生まれいったのだ。そしていま、やっとその気持ちに気がついた。

出会ったときから抱いていた、彼への想い…

ダニエルさん。あなたとこのまま、ずっと一緒にいたい。


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