第7話 私の気持ち

「お前のことが好きだわ。」


そう、悠斗から言われた。

私、今告白された?

告白されたのは人生で初なんだけど、どうしたらいいのかな?


「は、悠斗、

まだ、分からない。

ごめん、もうちょい返事待ってくれない?」


「あ、あぁ、

急にごめんな。」


「ううん」


そう言うと、悠斗はスタジオに戻って行った


どうしよう?

悠斗には、ドキドキするけど、恋愛感情ではないと思う。

わかんないけど…

そう考えながら、私もスタジオに戻って行った。


スタジオに戻ると、悠斗は撮影をしていた。

一瞬目があったけど、すぐにそらされてしまった。


「なぁ、美湖」


新田くんが話しかけてきた。


「告白されたのか?

あの、悠斗って人に。」


「?!」


「やっぱりな、

向こうに行った時と、帰ってきたときで

全然違ったからな。」


「そっか、バレてたんだね」


「俺じゃ、ダメか?」


「えっ...。」


「会った時から、美湖は面白くて、地味子って

みんなは思ってたっぽいけど、俺は、ずっと

可愛いと思ってた。

その時から、好きだった。

俺じゃ、ダメなのか?」


嘘でしょ...。

分からない。

悠斗との関係は、終わりたくない。

でも、恋愛感情を持ってるのは、新田くんかも。


「私は、告白されたことも、告白したことも無くて、付き合ったことも無い。

そんな私でもいいの?」


「あぁ、もちろんだよ」


「ありがとう^^*

よろしくねっ。」


「こちらこそ、よろしくな!」


私は、新田くんと、初めてハグをした。

やっぱり、ずっとドキドキしていた。

この感覚が、とても心地よかった。


「あ、美湖。

俺の事、新田くんって呼んでるけど

もう、真守って呼んでな。」


「うん、真守!」


「お、おう(/// ^///)」


新田くんと、話している時、ふと後ろをむいたら、すごく悲しい顔をした悠斗がこっちを見ていた。


「ごめん、ちょっと待っててね」


「あぁ」


「悠斗!」


「美湖...。」


「ごめん、悠斗の気持ちには答えられない

でも、私は悠斗のことが好きだよ。

これからもずっと、友達でいてね。

自分の事を本気で話せていたのは、冬美と

悠斗のおかげなの。

ありがとう^^*

これからもよろしくお願いしますね!」


「美湖...。

俺が美湖のことを好きなのは変わりない。」


悠斗がそう言うと、私の腕をとって、真守のところに来た。


「俺は、美湖のことが好きだ。

美湖のことを泣かせたら、許さねぇぞ。」


「泣かせたりなんかしねぇよ。」


??

今、どういう状況?

なんか、二人とも笑ってるし。

まぁ、いいか^^*


「ミコちゃん!」


「あっ!

ハイ!」


『行ってこい!』


「うん!

今行きます!」


また、今から新しい私の始まりだ!



〜END〜

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初恋 ~初めての気持ち~ ココミ @kokoml

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