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 今日の部活は一年生の研究発表パート2みたいな感じで前回よりも本格的に背景だったり目的だったり実験の方法について考えてもらって本来はスライドでの発表としたいところだが、時間等々の関係から口頭での発表となった。

 まだどういう風に研究をしていくのか、というモデルが見えていないので具体性に欠けたり僕たちがこれはこうなのではと思うところだったりがあるにはある。それを一年生に伝えていって教えるというのが我々の責務なのだと思う。

 午後には今まで貯めていた実検に使ってきた溶液を中和するという作業をした。本当はpHメーターで計りたいところだが、調整が必要で時間が相当かかる感じだったのでBTB(ブロモチオブルー)溶液を使っての中和をすることにした。

 粉末を入れたものの全然溶けてくれなくてどんどん入れていってしまった。うっすら黄色く色付いていたのでそれで始めていったらどんどん色が濃くなっていった。中和による熱で温度が上がって溶解度が上がったからであると考えられる。しかしながら溶けていけばいくほど黄色が濃くなっていって逆に見にくくなるくらいまで濃くなってしまった。その影響は色の変わりが分かりにくくさせたことにあった。黄色とも緑とも取れるような色合いをしたのだ。粉末は適量、本当に少量で良いのだと僕は学んだ。

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