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今日は通常の授業の時程で昨日のそれぞれ五分短いのはどういった理由なのか分からなくなってしまった。可能性があるとすれば、会議とかだろうか。
一時間目の化学基礎で部活での実験のキーを見つけたかも知れなかった。それは塩酸や硫酸を水で薄めるときに発生する熱(溶解熱という)である。塩酸と硫酸の溶解熱を比べると硫酸の方がエネルギーが高い。つまりそのエネルギーの一部が熱エネルギーから電気エネルギーに変わったのではないかということだ。正直この説は有力で正しい可能性が大いにあると自分の中で思えた。
二時間目の体育は今日が最後のハンドボールの授業で元々体育自体が得意ではなく(体力テストE)授業自体を楽しみにしていないのだが、それに加えて孤独を感じてしまって良いとは思えなかった。唯一の救いとしては陽向と奈江がいたということだろうか。正直、終わったことに対してホッとしていないかと言われればそう言うわけではないがこのあとに控える持久走というハンドボールよりも負のものをするということに対する不安感が否めないのだ。
三時間目の途中から急にお腹がいたくなってきていて授業どころではなく、ここからは自分の体との戦いを繰り広げていた。横から話しかけてくる留学生のクルスには苦労させられた。話すのが日本語ではなく英語なので頭を普段の会話よりも使うので大変なのである。そのおかげで英語力が上がったのは事実であるのだが。
五時間目の保健はいつもと同様にクラスがうるさくて、授業になっていないだろうという状況だった。まあ先生がそのままでやるのだから良いとしておこう。
体育カードを書くのに時間がかかる。それは僕が丁寧過ぎるのかもしれないのだが、今日は諦めてまあ適当に書いて一時間くらいかかった。
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