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 今日も通常授業でテストまでの日にちが刻々と迫ってくる。今回の勉強は過去二回よりも少なくて自分でもダメだと思っているのだが、もっともっと勉強しなくてはならないのだ。

 二時間目の古典では残り今日の一時間のみでテスト範囲を終わらせなくてはならなくて相当急ぎめで内容を進めていった。それで授業自体の質が下がらないのが先生の良いところだと僕は思う。その文章が何を言いたいのか、その裏にはどういったことが隠れているのか普段と変わらない説明をしてくれたから僕的には全然問題なく密な授業だったと思っている。

 三時間目の音楽では学年末にある芸術発表会(?)で歌う曲を決めた。いくつかの曲に絞られていて(クラスの中で選んでくれた人がいた)その曲の一部を聞いてどれにするのかを選んだ。結局「春愁」という曲に決まった。また篠笛が最初の吹きはじめは吹くことができたのだがそれ以後息が漏れるような音しか出なくなってしまった。安定したものを掴みたい。

 四時間目の倫理で鎌倉仏教の浄土信仰のところで“厭わしい”というワードが出てきて今の僕のLINEの名前をそのようにしているために何か自分が呼ばれているようなそんな感覚を感じた。“厭わしい”という言葉は不快だといったようなあまり良いとは言えないワードなのだがクラスからしたら“厭わしい”存在なのではないこと僕が思い名付けた。僕は他の誰かに言われても変えるつもりはないしそれに対して言ってくるのは部活の人くらいでその人には悪いとは思っているのだが最近愛着が湧いてきていて変えようというつもりにならないのである。

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