前のエピソード――58

　今日は週の終わりということで気持ちとしてもちょっとウキウキした感じがあった。その理由として今週の日曜日に純と一ヶ月ぶりに会おうかという話になったからである。それは週末を待ち望んでいたわけだ。

　三時間目の音楽ではカーロミオベンというイタリア語の歌を歌のリズムに合うように日本語の歌詞をつけようという授業で何人かのグループでそれを考えるのだが、僕たちのグループではあまり進まず他のことをやってる（考えている）人が多くて次回で完成させなければならないのに本当に完成することが可能なのかと疑いたくなるほど進みが遅かった。

　四時間目の倫理ではキリスト教に関することをやってユダヤ教との共通点や異なっている点についてから始まりキリスト教が成立するまでの変遷、キリスト教の教えなど世界三大宗教として最低限覚えておきたい話をされた。

　五時間目の数学では始まって早々ロイロノートという学習に関するアプリについてのことを説明され資料（写真）を見てほしいときに使う予定だと言われ他教科でも使うといったことも言われた。やった内容としては個人的には難しい部分があって理解するのが容易ではなかったが先生の解説を聞いて自分なりに理解したつもりである。

　帰りのHRの後にクラスの一人が先生に相談をしていて本来入っている部活ではなく、ある運動部のマネージャーをしたいということでそれを親に話すのが大変で手伝ってくれないかということで中学校の時も親が怖くて話ができないとか（自分ではないか…）よく聞いたことがあったので閧俵（トキワラ）高校ではないのかと思っていたのだが、そういうことはどこの場所でも起こりうることなんだと思った。

　部活ではクラスの一人が入部希望ということで来ていた。その子は数学が得意な子で分からなくなったときによく聞く子である。何故彼が入ろうと思ったのかなど分からないところが沢山あるのだが何か少しでも手伝えることがあったら手伝っていきたいと思う。