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 今日が前期中間テスト最終日で数学β、化学基礎の二教科だった。化学のテストはおよそ一ヶ月前に実施したmolテストの一部が範囲でその関係もあり部活の先輩に点数が公表されるようになっていた。ちなみに化学の問題集は手を出していないのである。

 一時間目の数学βは一昨日の数学αと違って難しかった。正直命題の方が取れないかなと思っていたのだが、全然二次関数の方が解けなくて空欄が目立っていた。それは僕だけではないらしくて皆が口を揃えて数学βは取れなかったと述べていて自分だけができなかったという不安感は排除することができた。

 二時間目、つまり最後の教科の化学基礎は解答用紙・問題用紙の配布が始まったのが遅くてAクラの担任の化学の先生が配るのを手伝ってくれていた。問題自体は選択が多くて記述もあったのだがそんなに難しいことを問われるわけではなくむしろ基本が問われた。選択は当てはまるものを選べとかが多く、全体的に満遍なく勉強していれば取れそうな問題だらけだった。手応えとしては上手くいっていて自信を持つことができた。molのところでは部活で出たのと同じような問題が出た。(1円玉一グラムの包含原子数)

 約二週間ぶりの部活では四戦の人狼ゲームが行われた。久し振りの部活での人狼で役職ありとなしが均等にあって楽しかった。その人狼中のことなのだが友達の一人が黒板に人狼と書いたつもりで人娘と書いた。部活の語録入りだと先輩は宣言した。

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