　今日は二日ある宿泊オリエンテーションの二日目で最終日だ。朝起きてまず思ったのは目の痛み、腫れが引いていないということだった。トイレに行ったついでに鏡で自分の顔を見てみると昨日以上に腫れていた。時間がたつ度に感覚としては痛みと腫れが引いていく感じがした。

　今日の授業は昨日なかった数学と理科だった。数学は課題テストで出題された図形の続きというように図形の問題が題材だった。課題テストは平均点が八十点程度の中六十四点と出遅れていて直しの提出が要求されたが取れていない大半が解き方が分からないなど図形に対しては不安がある状況での図形の難易度が高い問題を解くと言うことで内心では不安の他には何もなかった。その不安が的中したのか解いていても全然分からず、中学の先生たちが口を揃えて言っていた高校数学は難しいという言葉が脳裏に浮かび、やはり難しいと感じざるを得なかった。理科は白神山地の生態系に関するゲームをした。今までは知らなかったような生物や季節での変化をゲームしながら学ぶという身になる授業だった。

　午後にあったクラスレクリエーションでは直角三角形や正方形、円等の様々な形を用いて一人が組み合わされた形を説明し、その他の人が言われた情報を元にどんな図形を作るのか考えて作成するというものだった。中学の時ではその説明では全員には通用しないだろうと思われる直角三角形の説明を一・二・ルート三や五・十二・十三などの辺の比で説明したり斜辺や底辺などの辺の名前で説明したりするなど数学的表現を混ぜ合わせて説明した。何度か一・二・ルート三ではない等の意見のすれ違いがあったが、それもある意味コミュニケーションの一部と考えられたし論じることは今後の学習等で役に立つものだと思った。