　昨日から授業が始まり、今日と明日は宿泊オリエンテーションである。行った施設が海抜七百メートル近くにあるらしくて家があるところは晴れか曇りかというほどの天気であったが、着いてみると雪が舞い散っていた。気温もバスに乗ったときには感じなかった肌寒さを感じさせた。

　一応昨日から授業は始まったが、実質最初の授業だったため高校の授業が何なのか分かるものになった。今日行われたのは英語、社会、国語だった。英語は授業時間である五十五分間ほぼ全て英語のみの授業だった。これはコミュニケーション英語の授業を風刺しているのだと僕は思った。社会は中国の一人っ子政策を地理としての要因だけでなく、公民などの分野の知識や情報も混ぜ合わせて考えるという授業で高校の社会面白いかもと思わされた。国語は予告なしに漢字のテストが行われたが五分という勉強の時間で無事に十問中の十問を正解とする事が出来た。その後に古典の文法を学んだ。現代文の文法と多少一致する点があって日本語という言語の奥深さを感じた。

　クラスでのレクリエーションは各人が持っているカードの情報を元に地図を完成させていくというというゲームを行った。今まで全然話したことのない人たちとのグループだったためコミュニケーションをどのように取れば上手く伝えられるのだろうかと考えながら行った。

　夜の就寝時間は消灯後も皆談笑していたのでがやがやしていた。途中まではその和に入っていたのだが、さすがに睡魔がやってきて寝た。目が腫れていたので寝れば少しは直るのではないかと思ったのも早く寝た要因の一つである。