低層階なのに高層階にいるような詐欺っぽいホテルの夢。

第1話

私と相棒は、

いつも外から眺めていた高層高級ホテルのフロント（３階）にいた

そこは日頃から、相棒が行ってみたいと言い続けていたホテルだった

私はもったいないので行きたくないと言っていたので

いままで行った事はなかった

今日は本当に疲れていたので

休憩の意味で行くことを承諾してしまった

フロント受付にて

「一番安い部屋でお願いします」

「この階（3階）27000円のお部屋いかがですか」

あれ、思っていたより安い

よかった

では、こちらへどうぞ

案内の女性について廊下をすすむ

右側にはお部屋の扉が並んでいて

左側には時々お店がある

ちょうど、壁面一面が巨大水槽の

バーのところを横切るところ

通路の分岐で我々はさらに右に行かなくてはいけなかったので

水槽のバーをしっかりは見られなかったが、

ここはホワイトなんとかという白いものがコンセプトのホテルなので、

水槽の魚はもれなく透明か白い珍しいものばかりが泳いでいた

案内の女性が立ち止まった

え。物理的に入り口小さくないですか・・・

縦幅も横幅も人ひとりぎりぎり入れる程度・・・

うーむ、

「まぁ一応通れるでしょ」

相棒が言った

このホテルは高級

いくら激安な部屋とはいえこの扱いはないんじゃないの　と思った

すると案内の女性

「いえ、お客様のお部屋はこちらです」

と、その隣のさらに小さい入り口の部屋を案内。

これってもう、かがむとかそういう感じじゃないと入れないんじゃないの！？

と、思った

女性は部屋入り口の脇についているボタンをおした

ん、この階なのになんでエレベーターみたいなボタンあるの、どーゆー仕組みなの

ほどなくして扉があいた

人ひとり分以下の扉の割に中は少し広く　真っ白、

上段に洋式トイレを模した形のソファ、下段に和式トイレを模した形のソファ

私は下段を、相棒は上段に乗ると、扉は閉まり、この箱は並行に半回転し、裏側の部屋についた

どういう仕組・・この演出いる？？　普通に入れば良くない！？

♦

部屋、真っ白じゃないじゃん

しばらくすると、汚い小柄な男が小走りで部屋に入ってきた

え、ノックもないの？？

と、今は思うがそのときは全然気にしてなかった

その男、部屋に色々おいていく

「クリーニングしたければこれね、

いま一番高いコースしかあいてないけど

必ず一つは選ばなくちゃいけないからね、

あと、これ明細ね、みといてねっ、」

汚い男は足早に去った

クリーニングしたければ　と、言ったけど選ばなくてはいけないとも言ったよな・・

どうなってるの。

それになにをクリーニングするの？

部屋？服？？

♦

窓をみた

少し外は暗くなっていてあまりよく見えなかった。

３階とはいえ夜景を期待していたのに・・・（どのへんに？？）

下を見下ろすと、

一瞬高いところにいるのかと思ったが、

茂みが遠い錯覚に見えるジオラマのような模造品

それが手の届く高さに見えているだけだった

あれ、ここってもはや3階でもないのか

この感じだとよくて１階・・下手したら地階にも思えるが。

明細には

27000円

+眺望代600000円

となっていた

え、ぼったくり？！

♦

気を取り直して狭い部屋を探索することに

洗面所なんか黒ずんでない？！汚い！

先日友人が泊ったと言っていたインドの小汚いホテルのようだ

♦

いったん部屋の外に出た

理由はさっきの巨大な水槽を見てみたかったからだ

やはり白とか透明な魚ばかり泳いでいる

相棒と私は大の水族館好きなので

はしゃいでたくさん撮影した

♦

・・・部屋がわからなくなったぞ

廊下の適当なボタンを押してみた

ﾁﾝ

成金野郎の部屋が開いた

そこには金の便器型ソファがあった

私は素早くボタンを押して部屋を閉めた

おしまい

ありがとうございました

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昨夜見た夢