小説を書くという行為は結局、孤独
という、メンタル的なお話です。
昨今、SNSが発達しまして、創作作家さん同士の交流がしやすい時代になりました。カクヨムは他の小説投稿サイトと比較しても、この手の交流が盛んだなぁと思います。
私自身も、作品の応援コメ、自主企画、近況ノート、はてはツイッターまで、毎回皆さんにお世話になっております。
その意味で、一次創作は決して孤独ではない。
けれどその一方で、物語を書く時は結局孤独なわけです。
あなたの代わりに続きを書いてくれる人はいません。評価の高い作品を書いてらっしゃる方と交流できたとしても、自作品を振り返って見た時に、その方と比較して凹むことだってある。けれど、それを飲み込んで、なんとか折り合いをつけて、それでも書くしかないわけです。
何を当たり前のことを言ってるんだ、と思われるかもしれませんが、この点を理解しておくことは大切であると思います。
その上で、いかに孤独と付き合って完結まで持っていくか。その答えが、「他者に依存しない」自分なりの原動力を見つけることかな、と思います。
応援コメントやPV、レビューの数はとても気になります。私だって気になります。頂けたらとても嬉しいですし、頂けなければ少しばかり寂しい。
けれどそれらは他者が絡んでくる要因で、自分では制御することなどできません。応援コメやPVを自分への報酬に設定するリスクはここにあります。
つまり、せっかく頑張って書いたのに、「応援コメもPVも変化がない」=「なんの見返りもない」と感じてしまう。これが続くと、執筆意欲も薄れてしまいます。
では、「他者に依存しない」原動力とはなにか?
ここからは人によって正解が異なると思います。何故ならば、「どうして一次創作を執筆しているか」という動機に関わってくるからです。
この点については、また別のエッセイで語るとして…湊波としてのアンサーを最後に述べて締めます。
【湊波なりの「他者に依存しない」原動力】
【その①】
私は、どうしても書籍という形で「世界で一番あなたがきらい」という作品をまとめたかったのです。けれどカクヨムコンには落選しました(これも他者が絡む要因ですね)。
なので、実際には同人誌という形で自分のお金で本にまとめました。
詳細は以下ツイッターをご参照ください。
https://twitter.com/souha0113/status/1130859651988246528?s=20
【その②】
せっかく本にするなら、表紙もラノベっぽくしたい!と思い立ち、絵師様に有償依頼することでイラストを描いて頂きました。詳細はツイッター(以下略
執筆も後半になると、上記2点を燃料に黙々と書いていた覚えがあります。
自分にとっては、紙の形で本にする、というのが非常に…非常に魅力的だったのです。
もちろん、お金はかかります。本にまとめるのだって、時間がかかる。けれど逆に言うと、それを払う覚悟(と余裕)さえあれば、「本を作る」というハードルは実は低いのです。そして、覚悟を決めるのは自分自身であり、自分のしたいように制御できます。
以上、これはあくまで一例です。
「完結させたら焼き肉を食べに行く」「完結させたら自キャラのアイコンを作ってみる(無料のサービスはたくさんあります。charatとか)」などなど、「他者に依らない報酬」は意外とたくさんあるものです。
皆さんが、自分なりのご褒美を見つけることができますように。
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