【コラム1】現段階での三幕構成に対する個人的理解 ~用法用量はお守りください~
そもそも、物語の各シーンの重要性は等価ではない、と思う
『カク語りき』の方で、三幕構成に関する興味深い質問を頂きました。
そこで改めて、己の作り方について思い返すところがあったので…今回はそれをまとめて見ようと思います。
注
なお、これはあくまで私がこう考えて作っているというだけで…正解ではないで す。というより間違っている可能性も…。
話半分に聞いて頂ければと思います。
注2
ひつじ様、私が前回コメントでお返しした内容と、微妙に異なっているかも知れません…申し訳ないです。多分、本エッセイに書いた内容の方が、私の考え方に近い気がします。
【結論から先にいうと】
今回語るのは、三幕構成という構成法の一つです。
語るというのもおこがましいですが…。
ただ一つ確実に言えるのは、三幕構成を使うにしろ、使わぬにしろ、「物語を構成する各シーンの重要性は、平等ではない」ということです。
どういうことか。
長編ともなりますと、一つの物語は複数のシーンで構成されます。数十、数百、数千のシーンから成ることもあるでしょう。
けれど、それらのシーンの中で、物語の根幹に関わるシーンはごく少数です。
私は、3シーンか、4シーンだと思っています(三幕構成を使うなら3シーン、起承転結なら4シーン)(仮に重要シーンと呼ぶことにします)。
逆に言うと、他のシーンは、「重要シーンの状況を説明するもの」「重要シーンを盛り上げるための前振り」etc...といった、重要シーンを支える柱のようなもの、と考えています。字数制限に引っかかった時に、真っ先に省くことを検討するシーンたちですね。
ここのシーンごとの重要度を意識して書けるようになると、物語に起伏が生まれるのかなぁと…思います…(急に弱気
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