三幕構成ってなんぞや
【では、三幕構成とは?】
ざっくり私の理解で説明します。詳細はご自身で調べて頂ければ…。
いわゆる、「起承転結」のようなものです。
「起承転結」の場合は4シーンですが、三幕構成では「序破急」という3シーンで構成されます。
各幕の役割は、こんな感じ。
「序」:物語の導入部
「破」:物語が急展開するところ。ターニングポイント。
「序」の状態から「急」の状態に移行する際に必要なエピソード。
「急」:物語の結末
【(個人的)序破急の決め方】
① 書きたいシーンをとりあえず書き出していく(脳内ブレインストーミング)
(書くの難しそう、だとか、繋がりが変、とか気にしない)
② 結末に持っていきたいシーン(=物語で伝えたいメッセージが最も内包されているシーン)を選ぶ(ここが「急」)(例:好きな子に告白して成功する)
③「急」の状態と正反対の状態にあるシーンを設定する(ここが「序」)(例:俺には好きな子がいる。だが彼女は、俺の名前さえ知らない)
④「序」→「急」の状態に変化させるために、必須のエピソードを設定する(ここが破)(例:運良く修学旅行で同じグループになったので、ここで彼女に猛アピールするぜ!)
…って感じでしょうか。
あ、例は適当です(笑
『世界で一番あなたがきらい』の場合、「序破急」に当たる明確な話数は以下のようになります。
「急」のシーンだけは未公開ですが…「序」「破」のシーンだけ読んで頂ければ、事情はわからずとも、二人の関係性に変化が出ていることが分かると思います。
「序」:ヒロインと相手役は、互いのことを嫌っている(第6話)
「破」:ヒロインと相手役の心の距離が近づく(第28話)
「急」:ヒロインと相手役が恋仲になる(第??話;未更新分)
ここでお気づきでしょうが、本作の「序破急」は非常にシンプルで、ありふれたものです。
恋愛物語のテンプレの一種だとも思います。
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