小説の構成を論理的に練る際に使えるかもしれない本
小説では、必ずしも論理的な構成で物語を進める必要はないと思います。
そうすると、伏線もなにも貼れない、面白みのない文章になりますから…。
ただ、小説の構想を練る段階では、論理的である必要があります。
そうでなければ読者の方の共感を得られず、無理矢理な展開、ご都合主義な展開に なってしまうリスクが出てきてしまうためです。
今回は、論理的に小説の構成を練る際に使える本を紹介します。
*ちなみに今回紹介する著書は『文章が分かりづらい』という感想を寄せられたことがある方にもオススメできるかも。
これらの著書では、相手に伝わる文章の書き方を紹介しているので…。
オススメ1
『新版 考える技術・書く技術 問題解決力を伸ばすピラミッド原則』
著者:バーバラ・ミント 著
訳:山崎 康史 訳
出版社:ダイヤモンド社
【コメント】
論理的な文章の書き方について、分かりやすい図も含めて説明されています。
訳本ですが、ビジネス書なだけあって説明も分かりやすい。
何か一つ、伝えたいメッセージがあって、それを起点に物語を考えるようなタイプの作者の方には有用な書かもしれません(つまり私←)。
ただ、経営コンサルティングをターゲットの読者層としているので、引用されている例は分かりにくいかも…(経営とか、お金の運用の話とかなので)。
オススメ2
『理科系の作文技術』
著者:木下是雄
出版社:中公新書
【コメント】
基本的に、述べていることは『考える技術・書く技術』と同じです。
ただ、図がないのと文章が冗長なので…この本だけ読むと分かりづらいかも(理想は、オススメ1→オススメ2の順で読んで欲しい)。
引用例に関しては、理系で論文を書いた経験のある方なら、この本の方が分かりやすいと思います。
オススメ3
『あなたの話はなぜ「通じない」のか』
著者:山田ズーニー
出版社:ちくま文庫
【コメント】
オススメ1も2も小難しい…!という方におすすめ。
引用例は最も一般受けするものです。内容は、オススメ1、2ほど深掘りされていないですが…言いたいことは結局同じ、かな。
論理的な文章を書きたい! と思った時に、一番最初におすすめできる、入門書のような本かも。
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