第4話 すがた
尾黒 優(と言っても良いのか分からないぐらい変わってしまった)
は頭を抱えた。
頭についている謎の物体のせいでうまく抱えられないが。
まあ、もふもふで触り心地がいいから良しとしよう。
『・・・とか思ってる場合じゃないッ!!!
なにこれ!?頭が追いつかん!!
ここどこ! わたしだれ! コスプレなんぞしてる場合じゃ!
みんなどこっ!!!???』
完全に情報処理が追いつかない。 自分の置かれている状況が
整理できない。
「もうイヤだ〜ッ!!帰りた〜いッ!」
「もうっ!騒がしいじゃない!」
・・・えっ?
いきなりの衝撃。 [何か]が水面を叩き割り飛び出してきた。
その姿は美しく、鮮やかで、芸術としか言い表せない。
殺風景のこの平野を[何か]が
大胆な格好の[何か]は、腰を抜かしビクビク怯える私にこう言った。
『あなた、珍しい[フレンズ]ね。』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます