第6話 日常生活
相変わらずのその日暮らし。あたしは、そうとしか言い表せない生活を続けていた。
唯一変わったことは、医療費がかからなくなったこと。その分を借金の返済に充てられるようになったこと。だけど、到底人としてまともな暮らしをしているとは思えなかった。母は偉大だ、そう思うしかなかった。
母があたしを産んだ歳は、とうに通り越した。あたしにも子どもがいてもおかしくない年齢だ。だけど、それどころじゃない。あたしが生きていかなきゃいけない。
今日も今日とて、日が暮れるまでに終わるような軽い仕事をこなして、お役所の補助でタダで貰った魔力草たっぷりのスープを作って、おやすみなさい。
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