第9話 お約束の様に村に危険が迫る!
それからも、クエストをこなしつつ毎日の様に森に入っていた。
そのお陰で随分と身体能力は上がっていたのだけど……
「新しく教えてもらった投擲スキルもだいぶ身に付いてきたけど、剣術の方は余り上達してないなぁ……」
抜き身の之定を眺めながら、これでは戦士と言うより狩人になってしまうのではないかと心配になる。
それに生命ポイントの方も五万ポイントと思ったほど上がっていなかった……
それでも賢者様の推測通り、自分が生物を倒せば少しながら生命エネルギーを補充できる事が分かったのは収穫だった。
ただし、その生物の生命エネルギーに対して、どれだけ補充出来ているのかはまだよく分からなかったし、そもそも相手が猛獣や野獣の類で劣化の影響が少ない生物たちばかりだった。
色々検証する為にも、もっとモンスターを倒すべきなんだろうけど……元々この村の周辺には凶暴化したモンスターが居ない。
森のもっと奥に行けば魔獣と呼ばれる劣化現象が発生源だと思われるモンスターがいるらしいが……今まで出会ったのは、小型のコカトリスとフォレストバジリスクの二体だけだ。
しかも、コカトリスの方は小型だったから倒せたが、フォレストバジリスクの方は速攻で逃げ帰った。
あの頃の自分達には荷が重すぎたのだ……という事もあって有効なデータが全然取れていないのだ。
欲を言えば、劣化現象が顕著な人種や亜人種を倒してみたい所なのだが、人型モンスターにすらお目にかかっていない状況だ……
やっぱり冒険範囲を広げないとダメかもしれないな。
「森じゃ、剣で戦う事は少ないから仕方ないんじゃない? もと北の奥まで行くとコボルトやリザードマンの様な亜人種がいるから、場合によっては戦う事もあるかもしれないけど。でも、エリアとの稽古は続けてるんだよね?」
カルノスの言葉に、別の事を考えていて一瞬何の事だろうと疑問に思いかけて、さっきの愚痴の件だと思いだす。
エリアとはカルノスの知り合いで、二十代後半だけどそうは見えない童顔の元衛兵で、自分の剣術訓練の相手をしてもらっている。
「まぁ、時間がある時は稽古してるけど、実戦経験を積んでおかないと不安がね……」
「ココにいる限り、そんなに剣術が必要になる事は無いと思うな……ここまで戦火が広がってきたら別だけど」
カルノスは珍しく沈んだ表情を浮かべる……故郷が戦乱に巻き込まれた過去の事でも思い出させてしまったのかもしれない……
何かフォローを、と色々考え過ぎて結局何も出てこなかった。
そして沈黙と共に、ちょっと重い空気が流れ始めた時、救世主が現れた。
玄関から元気のいい声がしてアルティが帰ってきたのだ。
その日の夕食時にアルティが冒険者ギルドで仕入れた情報を話してくれた。
「最近、街からの難民が来なくなってたから戦火も落ち着いたのかと村の人たちも思ってたんだけど、どうもあまり喜ばしい理由じゃなかったみたいなんだ」
「なんか不安を煽る言い方だな……」
「アルはたまに真顔で嘘つくからね」
「え? そうなの? 意外だな~。でも今まで自分にはそんな事なかったけど……なかったよね? それとも自分が気付いていなかっただけなのか⁉」
「イイカッコしいなんだよ。俺なんていつもひどい目にあわされてるんだ」
とアルティの憎まれ口をたたいていた時、『トンッ』とこぎみ良い音がしたと思ったら、カルノスがテーブルに乗せていた指の間にナイフが刺さっていた
「カル、うるさいよ」
「……はい」
「……え~と、それで何の話だっけ?」
「だから、難民が来なくなった本当の理由だよ」
「で、その理由はなんだったんだ?」
そう聞いた自分に、ちょっと不安気な面持ちで
「それが、どうも森の中で、アンデッドの群れに襲われて全滅してるらしいんだよ」
その言葉に自分とカルノスは押し黙ってしまった。
アンデッドの群れ?
この村にも当然墓地はあるが、花が植えられ手入れも行き届いていて、公園の様に綺麗だったし、そこに幽霊やゾンビが出るなんて事も聞いた事はなかった。
それに森の中で遺跡などいろいろな場所に連れて行ってもらったが一度もアンデッドが出るなんて言っていなかったはずだけど……
「今までこの付近で、アンデッドが出たなんて聞いた事ないけど……それって、同盟軍のネクロマンサーが使役してるとか死体樹が操っているとかじゃなく、本当のアンデッドが現れたって事?」
カルノスの言葉からすると、やはりこの付近ではアンデッドは出ない様だ……
なんか死体樹なんて不気味な名前が出ていたが、今はスルーしておこう。
「そう、本物のアンデッド。しかも村に近づいてるらしいんだ」
「それは、マズいんじゃないか? 話を聞く限り人を襲うんだよな?」
「レンヤ兄の言う通り。人を襲うんだけど倒すには聖属性の攻撃で浄化しないと復活してくるのが厄介なんだ。それよりどこからアンデッドなんて現れたんだろう? その情報は確かなものなの、アル?」
「確かみたいだよ。逃げてきた神父さんがいたから……難民としてこの村を目指してたらしいんだけど、みんなゾンビとスケルトンに襲われたって。それと多分、そのアンデッドの正体は難民のなれの果てだと思う」
「そうか……そう言えば、最初の頃は魔獣に襲われてたんだっけ……」
「……魔獣に襲われる事がアンデッドに関係あるのか?」
「多分、レンヤ兄的に言うと生命エネルギーが劣化して凶悪化したモンスターに殺された者の一部が、どうも影響を受けてアンデッド化する様なんだ。普通は、戦争や事故で死んでもレイスになることはあっても、アンデッドにはならないんだけど……これはマズイかもしれない……」
カルノスが珍しく真剣な表情で考え込んでいる。
「ここで問題になるのが、アンデッドに殺された者はアンデッドになるって事なんだ。だから今、この村に繋がる森の街道沿いには大量のアンデッドいると思う……」
カルノスの後を引き継いでアルティが説明してくれた。
つまり、この村を目指して人々は森に入って行ったけど、辿り着く前にアンデッドに全滅させられていたと……そしてその死体がアンデッドになるか……
「元々この村に続く森の街道って危険なんだろ? だから殆どが集団で移動すると」
「そうなんだよね……人が来なくなって一年近くは経つから……一○○体は超えてると思うよ。しかもアンデッドは一カ所に留まる訳じゃないから、今回の神父さんを追って村に近づいて来る可能性が高いんだよね」
「この世界のアンデッドって、そんなに追跡能力が高いのか⁉」
「ゾンビは動きが鈍いから問題ないんだけど、スケルトンは早くはないけど走れるから……村近くまで引っ張てきた可能性は考えておかないとね」
街道と言っても整備されている訳ではないし、慣れてなければ十分追いつかれるって事か……いや、今まで誰も逃げて来れなかったのなら、スケルトンの方が速かったのかもしれない。
そして当然、村を目指して逃げるだろうから……
「一つ聞くけど、アンデッドは昼間でも動けるの?」
「動けるけど、日光は苦手で多少弱体化するよ。だた、今回運が悪かったのは日光が届き難い森の中だったて事、街道でも例外じゃないんだよね」
そこまで話して自分もアルティも黙って考え込んでしまった。
状況は明らかによろしくない! このまま放置すればいずれはこの村に辿り着くだろうし、しかもその場合圧倒的にこちらの戦力が足りないのでないだろうか。
この村には難民の兵士が数名と聖職者が二名だけ。
しかもその内の一人はアレな、じゃなく相当なお年だ。これではアンデッドの集団相手では分が悪い……
二人も、色々考えているんだろう……腕組みして眉間にしわを作って、時折ぼそぼそと独り言を呟いている。
ひとしきり思考を巡らせた後に三人が辿り着いた答えは
「「「先手必勝かな」」」
だった。
その三人同時の呟きに互いに顔を見合わせ、噴き出していた。
翌日、教会にレミィを訪ねた。
「やっぱりそう言う答えになったのね。まぁ、それが一番安全で確実だろうけど……分かったわ。私も一緒に行きます!」
「「ありがと~レミィ姉!」」
「あなた達だけを危ない目に合わせる訳にはいかないし、アンデッド相手なら私が一番の戦力だからね」
そう言って力こぶを作ってみせるレミィに少し不安を覚えた。
「なぁ、浄化魔法とか祈りでサクサク倒していくんだよな?」
「何を言っているの、レンヤは? ダンジョンや平地ならまとめて浄化できるけど、障害物の多い森では浄化魔法では効率が悪いの。だから聖なるメイスでガンガン殴り倒すのよ。と言っても本当は強力な神聖魔法なら範囲内の障害物関係なしに一発なんだけどね。私使えないし、でも付与魔法は得意だから皆も安心して殴ってね」
やっぱりか……最初会った時はおしとやかな司祭様かと思っていたが、実は肉体派の脳筋司祭だった。
家事全般をそつなくこなし、パン造りが趣味だと言う女性らしい一面を持っているのに、何故か事あるごとに腕っぷしの強さをアピールしたがるのだ。
岩場に生える常夢草取りに付き合った時もひどかった……
「凄い急斜面の岩場だけど……落ちたりしないか、これ」
「普通に落ちるから気を付けてね」
「そうですよね……」
足場はしっかりしているがこの角度では踏み外したら一気に下まで行くな……
「大丈夫だよ、レンヤ兄。落ちても崖の下はワタゴケの群生地だから死ぬことは無い!」
「ええぇ……」
地面まで一五メートルはあるんですけど……
「うふふ、レンヤは臆病ね。怪我をしても私がヒールで治してあげるから、頑張って常夢草を採りなさい! 後、暴君山羊に会っても手を出してはダメよ。何もしなければ襲ってこないからね」
「いやいや、今までもそんな事言って真っ先に飛び掛かって行くのはレミィだよね⁉ 今回は本当にやめろよ! こんな所で襲われたら確実に落ちるから!」
「分かってるわよ!」
レミィの返事に三人とも苦笑するしかなかった。
まだ付き合いの短い自分ですらこうなのだ、アルティとカルノスは既に諦めの境地に達している様だった。
せめて巻き込まれない様にと、レミィから離れて薬草を探す事にした。
今探している常夢草は強力な回復ポーションの材料になる。その為に教会として定期的にポーションを作成して戦地や疫病に苦しむ地域の教会に転送しているという事だった。
弱者救済は宗派関係なく全教会の基本方針らしい。
で、先ほど話に出た暴君山羊はこの様な岩場を縄張りとして群れですごす猛獣で、その頭突きは岩をも砕く程であるが、普段は意外に大人しいらしく、更にその毛皮や角は素材として高値で取引され、その肉は栄養満点で各種内臓は薬になるというたいへん美味しい獲物なのである。
だから……
「あっ、暴君山羊」
……しまった! つい目の前に現れたので口に出してしまった!
「しゃーっ!」
「なっ⁉」
と思った時には既に手遅れだった……逃げる間もなく既にレミィは飛び掛かっていた。
あぁ~終わった……
仲間の危機を救おうと今まで隠れていた山羊たちが群れをなして突進して来た。
それに対してレミィは、突如現れた大きな角を持つ暴君山羊に自ら挑みかけ、そのまま素手でねじ伏せると言う脳筋っぷりを見せつけた。
自分はと言うと……結局その乱闘に巻き込まれ、地面に叩き落とされてあばらを何本か折ったのだった。
そんな事もありレミィには自重してもらって、出来ればアンデッドを集めて魔法で一掃と思っていたけど、やっぱり各個撃破がメインになりそうだ。
「そうと決まれば準備しないと。聖水とか色々準備しないといけないから、出発は三日後ね。皆も装備品の準備をしっかりしておくこと!」
話しはまとまり、その後は冒険者ギルドにパーティー募集の張り紙を出して、ギル鍛冶店で銀の短剣を購入することにした。
銀の武器はこの世界でもアンデッド系には有効な様で、それぞれの攻撃手段以外に、もしもの事を考えて持って行く事にしたのだ。
「こんにちは~。銀の短剣ある?」
この村にも他に武器店はあるし、そこの方がリーズナブルなのだが今回は銀製の武器が必要なのだ。
そして銀製の武器は鉄製に対して強度で劣るのが普通なのだが、それをカバーする技をドワーフの鍛冶職人は持っていると言う訳だ。
まぁ、その分値は張るのだけど、今回相手にするアンデッドの数が多い事を考えると費用対効果は悪くないと言う結論に達したのだった。
「なんじゃ、三人して銀の短剣なんぞ買いに来たのか?」
そう言って作業場からギルが顔を出した。
「クエストで必要なんだ。しかも今回は耐久性と攻撃力を必要としているのさ」
「ふん。魔法使いなら炎の魔法でも覚えた方が速いじゃろうに……お前らだけで退治に行くのか?」
どうやら状況は分かっている様だ。
ハイドワーフであるギルが手伝ってくれるなら助かるのだけど、上位種族だけあってなるべく人類に手を貸すことをせず、見守る事を基本姿勢としている様だった。余程の事がない限り自ら問題には関わろうとはしない。
まぁ、一個人の能力を当てにする様な集団なんてろくなモノにならないから、それで正解だと思う……ただ以前、蜜酒の誘惑に負けかけていた様な気もするけど……忘れた事にしよう。
ギルが出してきた銀の短剣は柄には細かい細工が施され、聖属性強化の紫水晶がはめ込まれたいかにも高そうなモノであったけど、出された短剣は二本だけだった。
「えっ⁉ 二本だけ⁉ もしかして本当に俺に炎の魔法を覚えろって言うの⁉」
一本足りない短剣を見てカルノスがギルに涙目で訴えている。
「何を泣いとるんじゃ、その短剣はお前とアルの分じゃ」
「えっ⁉」
今度は自分が驚く番である。
「なんじゃ? お前さん、自分の使っとる剣の事なのに何も知らんかったのか?」
「えっ?」
自分の使う『之定』と『孫六』は普通の刀であって、特殊能力は付いていない。
と言うか賢者様からもらった武具には魔法効果は無いのが原則だったはずなのだ。
「前に見せてもらったじゃろ。その時分かったんじゃが、その二本の刀とも、ホーント系も切れるぞ。多分、刀匠の技量と以前話しとった、神に祈ったり身を清めたりして刀を打つと言う儀式も関係しとるんじゃろうな」
「そう、なんですか……」
確かに日本刀は古来より魔物退治と切っても切れない繋がりがあるが、そんな能力が本当にあるものなのだろうか……
でもギルがその様な能力があると言うのだから自分の持つ刀にはあるのだろう。
まぁ日本刀の、刀匠渾身の作なら可能性がありそうな気がする……いや、あるに違いない! きっとそうだ!
そう言う事にしておこう。
「だからお前さんには銀の武器なんて必要ないわい。まぁアンデッド用に強化したいのならこの水晶の玉でも括り付けておけば大丈夫じゃ」
そう言われ結局、銀の短剣二本(一本一〇万リオン)と水晶のアクセサリー二個(三万リオン)を買ってギルの鍛冶屋を後にした。
後は薬屋で回復と治癒ポーションを買ったのだが、これが高い!
今回はアンデッドの数が多く、長時間の戦闘を想定して魔法以外の回復手段を持っておこうという事になったのだ。
今までは、森で狩りをしていても休憩を取りながらだったし、怪我を負ってもカルノスの魔法で治してもらっていたからポーションを買った事はなかったのだが、こんなに高いとは予想外だった。
ゲームとかなら基本アイテムとして安値で買えるのに、ここでは疲れを取る回復ポーションが三〇〇リオン、怪我を治療する治癒ポーションが三〇〇〇リオンだ。
ただ、この治癒ポーションは軽い骨折や裂傷を瞬時に治してくれる優れもので、ランクが高いほど効果は上がり、モノによってはちょん切れた腕なんかもくっつけてしまうモノまであるそうだ……
故に、冒険者には必須アイテムであり尚且つ経済的負担の大きいアイテムなのである。
「こんなに高いと稼ぎの無い冒険者はそう簡単にポーションに頼れないな……」
「そうだよ。だから冒険者で食っていく様になるのは大変なんだよ。まぁ、僕たちにはカルノスって言う便利な回復役がいるから出費は抑えられてるけどね」
そう言ってアルティは悪戯っぽく笑った。
「他にも回復系のアイテムってあるよね? カルノスの魔法もプリーストに比べると弱いんだし……ある程度持っておきたいところだけど、貯金がすぐ無くなりそうだ」
それに、失った体の一部も再生するっていうけど、異世界人たる自分にもその効果が有効なんだろうか?
魔法による傷の回復は有効だったけど、あれは自己回復力の強化だとすれば理解できる。
しかし再生は……iPS細胞でも作ってそれに作用するんだろうか?
「そんなにお金の心配しなくても……薬草そのままでも効果あるけど、即効性に難があるんだ。だから結局はポーションの方をみんな使うんだ。もし、レン兄が危険度の高いクエストを受けるなら、お金をケチらずに高級ポーションは持っておいた方が良いよ」
自分が別の事で考え込んでしまったのを、経済状況を心配していると勘違いされてしまったらしい……ちょっと恥ずかしい
「い、いや、そういう訳じゃないんだ。そんなお金に困ってるとか、ケチってるとかじゃないんだ! この数ヶ月三人でずいぶん稼いだし、ちょっと別の事で不安になったと言うか……」
なんだかよく分からない言い訳を言ってしまった……
「別の不安? まぁ今回のクエストは十分に危険度の高いクエストだけどね。大量のアンデッドに少人数で挑むのは危険行為だけど今なら少し間延びしてるはずだから大丈夫だよ。中心部を掃討するかは様子を見ないと分からないけど、今回の作戦で確実に数は減らせるから頑張ろうね」
話しが変わってしまったが、変な事を悩んでも仕方ない。
再生するかどうかなんてその時分かる事だし、そもそも、そんな怪我を負わなければいいのさ!
殺られる前に殺る!
「ゾンビやスケルトンなんか、切り倒しまくってやるぞ!」
「おおおー!」
……いつの間にか声に出していた自分に、アルティがノリ良く腕を上げて同調してくれた……が『こんな熱血キャラじゃないんだよー』と心の中で叫んでいた……
「どうしたの? 二人とも。そんな大声出して。レンヤ兄、顔真っ赤だし」
カルノスにそう指摘され、更に顔が赤くなるのが分かった……
そんな自分を見て隣でアルティは笑いを堪えているのが分かった……もう、走って逃げたい……
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