第2話 ジャン
「あ・・・ん」
「あ・・・もうダメだ・・・」
「出る・・・」
「一緒にイこう・・・。ジャン・・・」
ジャンハザウェイとポールショーティノは恋人同士だ。
ジェイニーの所属する、シャイニングレイのベース担当のジャンはポールショーティノという男と愛人関係にあった。
ジャンは四つん這いになって居た。
それをポールがアナルに硬く勃起したモノを突っ込んだ。
ジャンが喘ぐと、ポールはジャンの硬く勃起したモノを優しくユックリと右手で擦り始める。
「あ・・・ああっ!もうっ!」
「ジャン可愛いよ、もっともっと感じて・・・」
「はあああっ!」
ジャンは我慢しているのが精一杯だった。
恍惚で満たされていた。
もうどうなっても構わない。
それでもポールは手を休める事を止めない。
「くっ!!」
「はあああっ!」
ジャンは、そう言うと自分の堅いモノから白い液体を迸らせた。
そして、その液体で一杯になっているシーツの上へ構う事なく突っ伏した。
ポールも、もう動かなくなったジャンのアナルを使って最後の仕上げに取り掛かった。
ジャンは、もうピクリとも動かなかった。
気絶しているのか?
しかしポールはお構いなしだ、ジャンのアナルに再び自分の硬く反り立つモノを入れ、上下に動き始めた。
ジャンは言った。
「ポール・・・もう壊れる・・・」
「ジャン、もう少し我慢して・・・」
2人の美青年が、オーガズムに向かって混ざり合い、溶け合い、愛し合い、上へ上へと上昇していく。
ジャンは泣いて居た。
今日のポールは凄い、どうしたんだろう・・・
「もうダメだ・・・我慢が出来ない!ああ・・・また出そうだ」
ポールはジャンの乳首を静かに転がしてきた。
はーあ・・・
ジャンが仰け反る。
「ポール!もうイッて!!ああっああっ!!」
「はあっ!もう・・・イくよっ!ああ・・・ジャン!!」
ポールはドッピュと、ジャンの中に白い液体を出した。
そして2人共、そのまま夢の中に溶けていった。
次にジャンが起きたのは、ポールがシャワーを浴び終わって、ワインを飲みながらくつろいで居る時であった。
「ポール・・・」
茶色の髪をしたポールは、とても美しい美青年であった。
ウルフカットの髪は肩まであり、シッカリとした骨格にお尻だけがプリンと上を向いた引き締まった体格をしていた。
起きて、シャワーを浴びたジャンは、ポールを後ろから抱き締めると、ポールがジャンにワインを渡した。
それを飲むジャン。
ジャンの焦げ茶色の髪もとても長く、その身体は、ポールに負けない程とても鍛えられていた。
「今日は凄かったよ。ポール」
「じゃあ、今度はもっと凄い事をしてあげようかな・・・」
ポールが意地悪そうにジャンの鼻を触る。
「ポール!もうっ!!」
ジャンが笑いながら言う。
この、ポールと云う男はジェイニー達のアトランティックレコードと対立している、ユナイッテドレコードの社員であり、仕事の事は社外秘なのにジャンには逐一話していた。
「そう言えば、今度ウチの会社に有望株が入るよ。」
「有望株って?」
ジャンがワインを飲みながら、バスローブを羽織る。
「ジャーマンレコードから移籍してきたんだけどね『サベージパンプキン』って云うんだけど・・・」
「サベージパンプキン?あのヴォーカリストが声が出なくなって失踪したっていうバンドか?」
「そうだ。でも最近凄い売れてる。ウチの有望株だね。」
「ふーん・・・サベージパンプキンねえ・・・。」
ジャンは少し呟いた。
そして自分が他には知りえない事を知れる喜びで満たされていた。
サベージパンプキンか・・・。
ハードロックとヘビーメタルとジャンルは違うが、まあ精々頑張るといいさ。
しかし、このサベージパンプキンが後にジェイニーとクリスを救う事になるとは、その時は誰も知る由も無かった。
翌日レコーディングに遅れて入ったジャンは、クリスから叱責を受けた。
「遅いぞジャン!何をやってるんだよ!」
「わりーわりー。昨日ゲームに夢中になってて・・・」
「ゲームだと!ふざけるんじゃないぞ!!」
クリスは今日は不機嫌そうだ。
そこへ慌てて止めに入るジェイニー。
「クリス・・・!プライベートは、どういう風に過ごしたっていいだろっ!?」
ジャンはクリスから引っ張られた服を強引に離すと、横目でクリスを見た。
「ジャン大丈夫か?」
ジェイニーが話すとジャンが怒った様に・・・
「大丈夫だよっ!!」
っと怒鳴った。
そして帽子とサングラスを直しながら、こう思った。
「クリス最近ウゼーな・・・ジェイニーも前に比べたら性格変わっちまったし・・・」
ベースをチューニングしながらジャンは考えた。
「・・・つまんねえーな・・・。」
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