4月22日(木) 広島市中区大手町にある韓国料理店「韓味家」でランチする。
広島市中区大手町にある韓国料理店「韓味家」でランチする。
劇と映画、どちらかを選ばないといけない時は、代休を選択に入れる。
ひさしぶりとなる平日の休日は天気が良いから、街で働く人々の流れがとても新鮮に見える。土日祝日と違ってランチ営業も自分にとっては特別だから、いつも閉まって見える店が開いていたりする。
カレーを食べに行こうと自転車を走らせていたら、「韓味家」さんが開いていた。価格も料理も手頃なので、前々から気になっていたから入ってみた。
韓国は鼻筋が通っている。女性も男性も、気質も性格も気骨がある。ドラマやグループのファンではないが、韓国はとても好ましい国だ。特に映画を観れば食事風景があり、食と家族に対する熱心な思いを目にする。
そんなわけで注文したソルロンタンはぐつぐつ煮立ってやってくる。初夏を越えた夏の陽気になぜわざわざこんな熱い料理を食べるのか。最近出会った人は辛い料理を食べた時の発汗をもったいないと言って、銭湯における悠々とした一日を比較して伝えてくれたが、表面と中心どころか、一時的と本質的の差は著しかった。納得の感覚だ。しかし軽い自分はついインスタントな発汗が欲しくなる。頭の働きが鈍いから、どうにか回って欲しい。
煮え切った見た目ほど熱くなく、塩と胡椒にニンニクのたっぷり効いたスープは、やや白濁した牛骨のだしがすっきりしている。しかし味は前倒しなほど強い。ネギの辛みにもっちりした太い春雨の歯ごたえが美味しく、牛肉の身はほどよく柔らかい。そこに酸味と臭みが時間と共につまったカクテキを合わせて食べ、顔面から汗を吹き出しながら半分スープを飲んだら、白米を入れて食べる。これは間違いのない選択で、キムチのタレをスプーンですくいながら、焦らずに食べる。
はたしてこれで元気になるかわからないが、強壮としての効果はありそうで、眼鏡もマスクもすぐに着けられない汗を垂らしながら、3回鼻をかみ、いそいそと店を出る。思った通り、とても熱い店だ。
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