1月11日(月) 広島市西区横川町にある立ち呑み店「ちゅうかなやま」で飲んで食べる。

広島市西区横川町にある立ち呑み店「ちゅうかなやま」で飲んで食べる。


実に良いタイミングだ。ふらふらした頭で家に戻ると、携帯電話がぶるぶるする。見れば「ちゅうかなやま」さんにいるらしく、電話して確認すれば、立ち漕ぎで来いとの命令があり、ランドリーボックスに入れたマスクを取り出し、川沿いを急いで走らせる。


少し前に読んだ本で“偶然の一致”という言葉があった。これは原語では別の意味も持っているそうで、洞察や気づきも含まれているらしく、単に偶然が到来するよりも自身のアンテナを立てることによって欲する事柄への予兆を感知するという意味もある。


今日はそれがヒットした。今度「hanawine」さんへ行こう。思えばジョルジュ・バタイユの「目玉の話」に接近させてくれたきっかけがあり、それの事後談はまだ訪れていない。


偶然を必然と思い込む能力もまた肝心であって、その決定の強さが意志の表れともいえる。


そんな出会いに酔いながら、家でぐでんぐでんになる。今日の発見は紹興酒の酔いの強さで、二杯追加しただけで視界が回るほどの状態になってしまう。


紹興酒には気をつけよう。そしてワインを飲みにいこう。虫の知らせにチャリを走らせ、立ち呑みの連関にも自己世界が広がっていると決定づけられた酩酊するはしご酒だ。

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