8月30日(日) 広島市西区横川新町にある喫茶店「ミール・カフェレスト」でタイムランチを食べる。
広島市西区横川新町にある喫茶店「ミール・カフェレスト」でタイムランチを食べる。
西区民文化センターへ行くので、その近辺にあった純喫茶らしき店に入った。
広い店内は窓が大きく、ソファとテーブルの間にはゆったりできる距離があり、窓の上部を飾るカーテンはまるでドレスの裾のようで雰囲気はあるが、流れる音楽がヒップホップというところがたまらない。
昨日の夜に「肉のますゐ」でサービストンカツを食べたばかりだが、タイムランチの豚ロースカツは似ているようで違う。ナイフとフォークをナプキンで包む形式は同じだが、よりきっちり巻かれていて、解くのにすこし手間取る。味噌汁はかるく舌を火傷する熱さで、箸はここで使われる。カツはパン粉が大粒で、「肉のますゐ」のようにラップで密閉するような揚げかたよりも、脂身のおいしい肉の間に隙間があり、全体としてふっくら香ばしい味わいとなっている。かかるソースはウスターソースを思い出す辛さがあり、赤味噌のソースとは違うが、濃いコクがあっておいしい。それに、ふにゃふにゃしているポテトも純喫茶らしい。
客の年齢層が高く、ふと、NHKで日本各地にあるプロの交響楽団を特集していた時に、喫茶店が取材されていて、文化を育む拠点としての自負を店主さんが述べていたのを思い出した。
新しい形のカフェもいいが、こういう店の存在は日本らしい独特の文化となっているから、先代の遺産は考えあってのものだと小さな敬意が浮かんでくる。
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