8月2日(日) 広島市中区中島町にあるイタリア料理店「リストランテ マリオ」でパスタを食べる。
広島市中区中島町にあるイタリア料理店「リストランテ マリオ」でパスタを食べる。
午後にアステールプラザへ行くので、その方でランチをとった。
緑に覆われた外観は目立ち、この通りで西洋風らしい店構えは気になっていたが、いまだ入ったことはなかった。
入ると人は少なく、自粛の傾向か、それとも観光客向けの店になるのか、静かな店内となっている。パスタのパワーサラダセットを注文して外を眺めると、平和記念資料館には式典の横断幕がかかっている。
牡蠣オイル漬けベーコンのサラダは、あっさりしたタルタルソースがかかり酸味少なく卵の甘さで落ち着いている。ハーブも混じる各野菜はしかと風味があり、こんがり焼かれた冷たいベーコンは少し硬いが香ばしい味は噛んだ分だけ出てきて、牡蠣はオイル漬けとはいえ油っぽさはなく、ほどよく身の締まった中に旨味が鮮明に残されて、どれも気楽なソースと良い相性になっている。
トマトとチーズのフォカッチャは、さくっとする生地にオリーブオイルが染み込み、上部はピザらしく溶けて一体となっており、小さいがこれだけでちょうど良い存在の一品となっている
大あさりボンゴレビアンコオリーブオイルスパゲティは、フローラルなオリーブオイルでニンニクの風味はたっぷり引き出されていて、しっかりした唐辛子の辛みと強めの塩気となっている。ポモドーレで食べるような芯ではなく、やや火が通りながら全体としてもちっとする噛みごたえとなっていて、やはり家で作るスパゲティとは、そもそも麺の質の違いに気づかされる。大あさりはそれぞれ臭みや旨味がバラバラに異なっていて、貝ながらまるで個性が違うと大げさに考えてしまう。
きっとマリオグループなのだろう。並木通りでも袋町公園でも、デパートや駅などあらゆる場所で見かけるからすこし希少性を失ったイメージを持っているが、人づてに聞いた季節の行事におけるマリオに頼む青春の形式を聞いているので、おそらく多くの人が昔から親しんでいる店なのだろう。
そうかしこまらず、手頃な価格でゆっくりしたランチだった。
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