7月26日(日) 呉市中通にあるうどん店「山乃家本店」でうどん定食を食べる。
呉市中通にあるうどん店「山乃家本店」でうどん定食を食べる。
トンカツ店を見つけて食べたくなったが、きっと今の腹に良くないので我慢した。
それから歩いていると古い店を見つけ、うどんがあるので入ることにした。
食堂らしい雰囲気そのもので、バンダナで髪を隠す働き者の女性たちの「いらっしゃいませ」が透き通る。
もちろん濃い醤油出汁じゃないのがおいしい。好みの差はあるにしても、うどんは薄い色の出汁のほうが自分に合う。ほとんどコシを持たない東南アジアのミーシェンのような麺はつるっとしていて、柳の細腰というような女性らしい味わいがある。
温むすびは塩だけで十分で、天ぷらも出汁に合う。こういう店の切り干し大根の炊いた物は旨いに決まっている。
「このカツ四等分にしてあげて」、「定食? 何の定食? もうなくなったからうどんとかのほうがいいわよ」、「雨は降っているの? そう、変な雲していたからね」などの声が働く人から出され、ひっきりなしに入ってくる客はむしろ静かだ。
「あら、こんにちは」という声も外から聞こえる。世間がここにあり、活気だけで昼ご飯は一杯になるようだ。
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