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７月２４日（金） 広島市中区袋町にあるイタリア料理店「ジー・クアトロ」でウニホーレン草クリームパスタランチを食べる。

広島市中区袋町にあるイタリア料理店「ジー・クアトロ」でウニホーレン草クリームパスタランチを食べる。

グーグルマップからの情報で、ビュッフェが豊富と知ってやってきた。

日替わりランチはチキンカツとあり、けっこう食べる機会が多いので、素直な好みでパスタを注文した。

細長い店内はカウンターが中央を仕切り、そこには入り口から続いて、パン、ドリンク、スープ、米、サラダなどが置かれていて、初めて来た自分には見分けがつかず、どこに手を出してよいのかすぐにはわからなかった。

旅行中にビュッフェに遭遇する喜びは代えがたいが、普段の飽食の生活の中ではそれほど嬉しくなく、実際に前にして思ったのは「誰か適当に盛ってくれないかな」という感想だった。

スープは油が多く、塩とコンソメが強い。サラダは刻み方が太く、食感がややぼてっとしている。ビュッフェだからこその文句が少し浮かぶものの、なにせ量は多く、なにより値段が手頃だから問題ないだろう。

ウニホーレン草クリームパスタはおいしい。優しい牛乳の甘さにウニ特有の旨味が溶けていて、味の移されたウニも少し風味が残り、普段食べない食材だからこそ有り難みを感じる。

米やパンはとらずに腹は満足してしまう。選べる煩わしさを感じるのは、すべてを食べられない不満の表れであり、誰かと一緒に食事する場合を別にして、一人でビュッフェを食べにいく事はそうそうないにしても、避けるべきだろう。

焼肉と同じように、盛りつけする楽しさを味わえれば。その為には強靱な胃袋が必要だ。