前のエピソード――５月６日（水）広島市中区橋本町にある洋菓子店「パティスリーアルファ」の焼きモンブランを食べる。

広島市中区新天地にあるお好み焼き店「へんくつや新天地店」のそば肉玉のテイクアウトを食べる。

やっとメインの食べ物を買える場所が決まり、出来上がるまでの待ち時間にパルコ裏の広場で座ることにした。昨日だったか、もう細かい過去を忘れてしまったが、連休中に一度この広場に来たが、やはり人は少なかった。もう夜に入った時間帯となると……、意外にいる。それも、別の場所で上半身裸でベンチに座っていた人もいる。そう、ここ数日はすれ違う人の存在が目立ったので、「あっ、この人、別の場所にいた」と思うことが何度もあった。それだけふらついていたということになるのだろうが、どうも、系統が似てくるらしく、自分もそのような傾向がある。特に今日は、広島城近くのベンチに仰向けになったが、このような行為は限られた人しかしない。

そろそろ出来上がるだろうと自転車に乗ると、お持ち帰りのお好み焼きが目についた。よし、副菜も手に入る。そう思って１つ買い、弁当も手に入れて、自転車通行禁止時間帯の本通を通過する。がらんどうならルールは必要ないだろう……、悪い考え方だ。それでもめったにないことなので、夕陽が直に反射する輝かしい通をあえて通る。悪い考えだ。

卵のはみでた上の生地が広い。やはりお好み焼きは出来たてに近いほうが美味しい。まだ温かく、ソース、生地、キャベツ、どうこうよりも、新鮮な各素材のおいしさをじかに感じられた。まだ生きた味だ。

こんな時だから、食事の投稿は控えるなんて聞いたことがある。自粛中なのに、外を出歩き回って……、書けば書くほどぼろがでてくるだろう。

連休最後のテイクアウトを持ち帰る輝かしい夕方で気持ちよかったが、どうだろうか。へんくつやでテイクアウトする、店の中へ行ったことないが、はたして雰囲気も名前通りだろうか、きっとそんなことないだろう。

へんくつや、自分にあてはめてもまったく笑えない。連休の動きの弁解、すればそれこそ偏屈にもならない。