4月29日(水) 広島市中区小町にある焼肉店「焼肉 白李 じぞう通り店」のテイクアウトビビンパ丼を食べる。

広島市中区小町にある焼肉店「焼肉 白李 じぞう通り店」のテイクアウトビビンパ丼を食べる。


1つ買えば、2つ買う、最初の一歩が肝心で、踏み込んでしまえばあとはどんどん進んでいく。そのように「みっちゃん総本店 じぞう通り店」のすぐ近くにある「焼肉 白李 じぞう通り店」でビビンパ丼のテイクアウトを注文する。


ただ踏むにしても、土足で入りすぎた。店内に入り、にぎやかな声の聞こえるなかで店員さんを探しに奥に進むと、少し忙しそう。テイクアウトに10分ほどかかるというので、いくぶんとげのある返答をしたのは正直否めない。それに靴を脱いでくださいと注意されて、いまさら靴を脱ぐことに気がつき、大変な不面目を感じた。


悪いことをしたし、恥ずかしいことだ。そう思いながら待つこと10分くらい、こんな時は疑いを持ちやすい。本当に注文が通っているのかと信じられなくなり、声のかからないのに中に入り、催促するような形になる。ここでも高圧的な調子をぬぐい去ることはできなかった。


肉を焼くわけではなく、ただナムルを白飯にのせるだけなのに、なんでこんなに時間がかかるのだろう。それは順番があるからだ。それをわかっていながら飲み込めず、たった一品の注文で、不機嫌で狭量な大名のような態度をとっているのだから、素直に申し訳ない。


マスクをしながらも、大変お待たせしましたと言いながら目は伝えていた。こちらも口を開かずに目でお辞儀したが、はたして通じただろうか。


反省ばかりが残るも、辛みと絡みのおいしいビビンパ丼に、もう少し買えばよかったと後悔した。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る