前のエピソード――３月２４日（火）台東区松が谷にある合同会社「TAKEO」が輸入販売している幼虫ミックスとバッタ目ミックスを食べる。

広島市中区十日市町にあるコンビニエンスストア「デイリーヤマザキ広島十日市店」で販売されている池浦鮮魚店の寿司弁当を食べる。

最近店で美味しい寿司を食べたからか、時折買う、とある時間帯から販売されるコンビニ弁当の味がすこしわかるようだった。この寿司弁当は近所の「池浦鮮魚店」で拵えられていて、以前ゲストが泊まりに来ていた時に、コンビニで寿司を買ったと言って見せてもらったことで知ることになった。

近くのスーパーでもサーモンなどが美味しい寿司は販売されているが、ここは手頃な価格の割にとてもおいしい。作ってから時間が経過している影響はどうしたってあり、膜を張るように固形化するシャリや、臭みがいくぶん出るネタは避けようがない。それでも活きたネタの味わいはある。

特に好きなのは海老なのだが、今日の海老は少し違ったようだ。そのかわりマグロの赤身のつやがまだ残っていて、前回食べたときに少しおかしいと思ったのは、２０時以降に買ったからだと思いだした。今日は１８時過ぎで、鯛も２種のイカもおいしく、中央にある細身の青い色も臭みなくみずみずしい味わいで、左端のブリかハマチかわからないネタも甘みと旨味がつまっていて、噛めば噛むほど美味しい味わい深い食材を楽しめる。

映像文化ライブラリーに行く前にもう少し手頃な巻き寿司を買い、食べてから映画を観る習慣もあったのだが、今ではそれも忘れてしまうほど生活環境は異なってしまった。

発見はどこに転がっているのだろうか。おそらくゲストが家に来なかったなら、この寿司弁当はいまだ自分の口に運ばれることなく、多くの人に食べられ続けていたのだろう。