音楽、映画、美術、舞台、食事、文学、観光についての体験感想文集

３月８日（日） 広島市中区堀川町にある喫茶店「シャモニーモンブラン本店」でモーニングを食べる。

広島市中区堀川町にある喫茶店「シャモニーモンブラン 本店」でモーニングを食べる。

最近、日本語の責任は、英語でresponsibilityと聞いた。受け止めて果たす、そんな意味を第一に日本語から浮かべるが、英語からは、応える、そんな意味のような印象があると話をした。正誤は別にして。

責任はとにかく苦手だ。常に気楽でいたい。しかしそれは逃げの考えで、久しぶりに人と待ち合わせて、食事しながら演劇にまつわる話をしていて、無責任にいる孤立の自分をいたく痛感した。

自分と他人の評価は必ず一致しない。楽観的な自分は誇大妄想と自信過剰にあり、責任について口にしたうちの人は悲観的で自身に疑問を持つことが多く、それでいて他人に高く評価されている。

広島のモーニングには味噌汁がついてくると聞いたことがある。運ばれてきたプレートにはたしかに汁があり、ついティースプーンですくうが、はたしてこれでいいのだろうか。松屋でカレーを食べるなら、スプーンで味噌汁を食べる。あとは小さいフォークだけがあり、箸はない。

普段劇や映画の話をする機会がないから、楽しくてついつい饒舌になっていたのだろう、まるで自分が何か偉そうな人物であるかのように、無意識に自分自身に暈をかけて。

他人に対しても大切だが、自分ではなく、やるべきことに責任を果たさないといけないだろう。それは概念としてのようで、物質としての対象でなく、さらに真面目なことだろう。

応える、昨日の自分はその責任を持った応えをわかっていながら見過ごしていた。応える、それを感じているのだから、面倒でも、やはりやらないといけない。

楽しいから刺激的にある。空想はいくら浮かんでも、形にする能力を少しでも確かにしていかないと。

ちょっと味の濃い味噌汁がトーストやボイルドエッグと合うか疑問だったが、他を気にせずそのまま飲み込むことはできる。合わせることを考えるよりも、まずその一品を味わう。

素直に思える時だからこそ、人を見習って自己責任を強く感じてしまう。とても楽しく、良い刺激をもらったモーニングだった。