3月8日(日) 広島市中区新天地にある洋食店「洋食香房ミクニ」でタンシチューランチを食べる。

広島市中区新天地にある洋食店「洋食香房ミクニ」でタンシチューランチを食べる。


酒商山田で三息入れたあと、モーニングが少し遅かったので腹が空いてしまった。「シャモニー・モンブラン」の近くにはとてもおいしい記憶のあった「津久根島」があり、久しぶりに天麩羅を食べたいと戻ってみると、やはり閉まっていて、もう一件の店もシャッターが下りている。


何かしら美味しいものを食べよう、天ぷらくらいのを、と思って歩いていると、洋食屋を見つけ、タンシチューがあるらしいので入ってみた。


遅い時間で客はおらず、頼んだものはすぐ運ばれてくる。しかし、すぐに気は沈んでしまった。活発な意欲に燃える時もあれば、帯をぎゅっと締めて冷静にとりかからねばと構える時もあり、少し酔いがあるも今は後者にある自分には、足りなかった。


午前のモーニングの味の濃さを分けて欲しい味噌汁に、肉の旨味が去ってかすかな風味だけの舌、それにドレッシングの多さに、ライスの少なさ。悪く言いたくないが、味気ないというより、やる気がないとしか思えなかった。


タンという安くない材料費と手間を考えれば、この値段になるのだろう。それでも、「広亭タナカ」のタンシチューが基準になっていたので、がっかりしたことは否めない。


酒が舌を麻痺させていたのかもしれない。とはいえ、人の好みは好き好きだから、自分の好みに合わなかったのだろう。


最低限の努力を見せなければと、ついつい自分に落とし込んでしまう。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る