音楽、映画、美術、舞台、食事、文学、観光についての体験感想文集

９月１日（日） 広島市南区松原町にある福屋広島駅前店１１階にあるフードコートの「洋食工房アンカフェ」で野菜たっぷりロコモコを食べる。

広島市南区松原町にある福屋広島駅前店１１階にあるフードコートの「洋食工房アンカフェ」で野菜たっぷりロコモコを食べる。

アステールプラザから東区民文化センターへ行くのに、雨が降っていたので珍しくバスに乗った。いつも自転車で移動しているので、こんな近い距離をバスに乗るのは非効率だが、車窓の景色は広電とは異なり、進行していく時の移り変わりのリズムが、移動撮影の効果をもたらして良かった。

最寄りのバス停が広島駅だったので、地下道に降り、昼食をとれそうな店を探して福屋に入り、店の集まる１１階に行った。

中華、天麩羅、蕎麦などがあるなか、どこにしようかと歩いているとフードコートがあり、突然この場所があることを思い出した。

見晴らしがとにかく良く、落ち着ける記憶を鮮明に持っている。そのくせに、昼食の選択枝にここが浮かんでこなかった。

何を食べても景色がおいしくいただける。並んでいる店を避けて、野菜たっぷりロコモコを頼む。窓側の席に着いてすぐに待ち受けのブザーが鳴り、取りに行き、プレートを席に置いて窓から眺める。

左に黄金山があり、向こうに似島が見える。前に訪れた二つの場所の夏の景色を思い出し、蝶々の舞う山頂に素揚げの茄子、枝葉が手を伸ばす登山道にカボチャを口に入れ、橋につながる交差点の車を見下ろしながら食事を続ける。

来たのはいつ以来だろうか。まだ新鮮な気持ちでここを訪れたことが思い出されて、その感慨はこの景色にあり、古い映画で広島を観るように、広い展望からこの土地の良さが思い知れた。