8月13日(火) 瀬戸市栄町にある台湾料理「味鮮館 尾張瀬戸店」で麻婆茄子定食を食べる。

瀬戸市栄町にある台湾料理「味鮮館 尾張瀬戸店」で麻婆茄子定食を食べる。


盆時期だからか、それとも火曜日だからか、夕食を取ろうと商店街近辺を歩いてみるも、開いている店がない。17時半という時間も関係しているのだろうか、教えてもらったヴィーガンの店は盆休みで閉まり、モーニングを食べたカフェはイーゼルを店内にしまい、蕎麦屋は一品が安くないから気軽には入れず、昼前から入り口の扉が開きっぱなしで客が飲み食いしている店は17時で閉まるらしく、みそかつ屋は17時から営業らしいがまだ準備中らしく、しかたがなく駅に来れば、ラーメン屋も焼きそば屋も閉まっているが、何とも頼もしい台湾料理屋が開いている。ヨーロッパの日曜日における、アラブ系の食料品店みたいだ。


麻婆茄子定食を頼み、ついでに観光を終えた余韻を高めるべく、紹興酒を頼む。腹が減っているので、眼鏡を外し、運ばれてきた紹興酒のグラスに口をつけてから、とろみのついたスープを何度もレンゲで口に運び、赤味噌の強い塩っ辛い麻婆茄子を食べると、なんだかめまいがした。


食べ物の消化と、栄養補給が鮭の遡上のように登り、頭についていかないらしい。この時期だからか、お店に関係する小さい男の子と女の子が店内にいて、男の子が調理場に入って棒付きのアイスを女の子に手渡す。それから調理人の男性が現れて、長方形のチョコのアイスを女の子に食べさせる。中国語も話される働く家族に、国民性をみるようだ。


味は濃いが、ご飯もおかずも量が多い。グラスに入った酒の量も多く、腹は今日の観光の満足を満たすべく満腹になる。困った時には中華、そんな頼りになる言葉ばかり頭に浮かべていた。

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