6月28日(木) 広島市中区基町にある広島市映像文化ライブラリーでジョン・フォード監督の「黄色いリボン」を観た。
映像文化ライブラリーでジョン・フォード監督の「黄色いリボン」を観た。
「アパッチ砦」を引っくり返したような主人公の結末だ。
騎兵隊とインディアン達、退役間近の大尉の判断により、正面からぶつりあうことなく、どちらも死傷者を出さずに事なきを得る。
老兵は去らず、また必要とされる。この時代から、引退は職を拠り所にする者にとっては火事のようなものだろう。燃え尽きて、仕事は灰になり、あとは空虚と長くない時間が残ってしまう。何をすればいいのだろう。
当然この映画も馬が猛烈に走る。馬車の車輪が物凄い勢いで回転して疾走する。様様なイメージが頭の中をよぎる。チャイコフスキーの「マンフレッド交響曲」の第四楽章や、ショスタコーヴィチの「交響曲第十番」の第二楽章、スティール・ボール・ランのブラックモアが登場するまでのシーン、ピアソラの曲名を忘れた曲。
今月に近くあるレンタルビデオ屋が閉店する。閉店日に近づいてCDとDVDが安く買えるようになる。7月6日になると一枚150円となる。今回のアメリカ映画特集で触手の伸びた作品を探して買い求めよう。
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