6月 広島市中区加古町にある広島文化学園HBGホールで「広島交響楽団第381回定期演奏会」を聴いた。

今日の広響は間違いなく良かった。


指揮者はシンガポール生まれのカーチュン・ウォンで、チャイコフスキーの交響曲第4番だ。


若いのに各声部に細かい神経を通わせて、若さゆえの勢いではなく、スケールの大きい演奏だった。ロシア特有のリズムはないが、盛りあがるところはうまくうまくねじ込むようにオーケストラを膨らませて、広響らしからぬ驚くほど均整のとれた音色で壮大なチャイコフスキーのフィナーレは締めくくられた。


感動した観客が喜びと感謝を指揮者と楽団員へどのように表現できるか。筋繊維がちぎれるほど大きな拍手をしつこいほど続けることだ。今日は筋肉痛にならなければならない。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る