マンモスは、なぜ滅んだのか

 絶滅した大型生物で、大人気なのは、レックスとマンモスだ。マンモスは、約400万年前に発生し、1万年前に滅んだ。最終期には、北海道に、生息していた痕跡がある。せっかく日本まで逃げて来たのに、結局マンモスは滅んでいる。マンモスと著者が思っている日本人のご先祖のネアンデルタール人は、同じ時期に滅んでいる。なので、マンモスのことを知るのは、必要なことである。


 最近の絶滅説は、植生が急激に変わったから滅んだと言っている。最終氷期が終わり、温かくなったから滅んだと言うのだ。それはおかしな話だ。マンモスが生きた400万年の間に、氷期も急激な温暖化も、何度もあった。なのに滅んでいないではないか。

 だから従来の、現生人類が、マンモスを狩ったから絶滅したと言う方が分かりやすい話だ。現に、北アメリカのマンモスは、現生人類が入植して滅んでいる。


 人間もそうだが、大型動物は、子供を1人しか生まない。狩られると、種を保存しにくい生物なのだ。それにマンモスは、大人しい動物だったようだ。草食で、牛みたいなところがあった。だから人間の、恰好の獲物だった。人は、隣人を絶滅に追いやるほど最終氷期後に、マンモス狩りをした。そして、現生人類パンデミックを起こして爆発的に増えたのではないだろうか。そいつらが、マンモスを食い散らかしたと言うのが妥当だろう。


マンモスの実力

 偶々マンモスの強さを測る映像をYouTubeで見つけた。自分は、マンモス学者じゃないから、検証はできないが、エレファント(像)対マンモスだとエレファントの圧勝。キリン対マンモスもそう。マンモスは、キリンに、ボコられて惨敗していた。マンモスは草食で、歩くのもそんなに早そうな感じがしない。映像を見て、そうかなと思ってしまった。マンモスって強そうなイメージだが違うようだ。


マンモスの知能

 像と一緒ならとても賢い。マンモスが現存していたら、今だと大事にされるのに。


マンモスは、復活するかもしれない

 マンモスは、近い同種の像が現存しているので、試験管ベイビーを作りやすいそうだ。幸いシベリアの永久凍土で、状態の良いマンモスの遺骸が見つかっているので、研究が盛んにおこなわれている。日本でも、その研究がおこなわれている。

 映像で、永久凍土から出たマンモスたちを何体か見たが、明るい金髪ともいえる茶色の体毛をしていた。遠目に目立つし、1体狩れば、当分生きて行けるし、その骨から生活器具も取れる。みんなマンモスを追ったのだろうなと思った。

 恐竜を復活させるのは、超難関で、とても難しいが、マンモスは、可能性があると、どのサイトでも言っている。ちょっと楽しみな話だ。



植生変化絶滅説をもうちょっと詳しく

 マンモスが一番繁栄していたのは、最終氷期時代のシベリア。その時代のシベリアは、乾燥していて、あの広大な土地一面が草原で、イネ科の植物が生い茂っていた。北極は堅い氷の大地。今と違って歩いて北アメリカにも行けた。

 ところが最終氷期が終わり、北極の氷が溶けだし、北極圏に海ができた。それによってシベリアは、大量の雪が降る厳しい環境に変わった。これでは、イネ科の植物は育たない。マンモスは、数を減らしながら南下していったり、北アメリカに新天地を求めた。

 マンモスは、暑いところを嫌う性質があったから、あまり南下できず死滅した。これが植生絶滅説だ。

 確かに数が減りそうな話だ。しかし、やっぱり止めは、現生人類じゃないかな。日本の北海道みたいに山に上がれば涼しい避暑地感覚の土地だってある。氷期後の日本の気候は。仙台辺りが、九州の気候だったそうだ。なら、北海道は、人が襲ってこなかったら、細々とやっていけたのではないだろうか。現に北海道からマンモスの遺骨が多々見つかっている。

 ネアンデルタール人などの旧人類の時代にマンモスは、滅んでいないのだ。現生人類の先祖は、共生バランスが無かった。そして、破滅的に増殖したのだろう。


 ホモサピエンスは、自分たちの祖先でもある。今一度、今まで集めたデーター。マンモスは、なぜ滅んだのかを読み返してみると、我々が、マンモスを滅ぼしたんじゃないかと、読めてしまって、ご先祖様を褒めることが出来ない。旧人類は、マンモスと共生していた。その旧人類の血を色濃く受け継いでいる日本でも、マンモスは滅んでいる。牛肉より旨まかったのかな。それにしても、こりゃ、反省だね。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る