本来なら他人さまの入院生活を笑うなど、いけないことなのでしょう。しかし当エッセーは作者さまの軽妙な語り口に、つい口元が緩んでしまいます。
誰もが感じる病院への不平不満、「通院費が高い……」「待ち時間が長いんじゃ!」「点滴の針は、肘の内側に刺さないで!」などなど、共感すること間違いなし。あるあるだよねぇ、と思わず頷いて楽しく読めてしまうのです。
それにこのエッセー、作者さまが「今後の小説の執筆のためにメモっておく」と言われているように、さらりと医療手順が書かれております。
あなたの身近に、全身麻酔をされた方っている?
友人や知人を探しても、そう多くはないはずです。それに、そう根掘り葉掘りとは聴けないですよね。
それが、ここに書かれています。今後書く、あなたの作品にリアル感を与えること受けあいっ!
ぜひ御一読ください。
でも初めの一読は笑ってしまって、頭に残りません。その時は前に戻って、また読みましょうね。(笑)