第2話
高校卒業後は通信販売の会社に入った。
ここでも、他の従業員とは殆ど話さずに黙々と作業をした。
ただ、僅か週2であっても精神的な疲労が蓄積。
しばしば休むこともあった。
学生の時と比べ、イジメに遭うことは少なくなったが無くなった訳では無く、一部の従業員から中傷するような発言を浴びせられたことがある。
しかし、言い返すとイジメが激しくなるのでは無いか?という恐怖感から言い返すことは出来なかった。
「悔しい。何もしてないのに悪者扱い。」
色んな感情が身体中を巡る。
悔しさ、怒り、苦しみ…
毎回、学生時代の嫌な記憶が蘇り更に苦しみを与える。
それから、しばらくしてブログを開設し毎日思いを綴った。
「読者の皆様初めまして。
僕は小学生の時から、イジメに苦しんでいます。
時に殴られ、蹴られ、暴言を吐かれ…
毎日、怯えながら一日一日を生きてきました。
一時期、僕は自殺も考えたりしました。でも、家族や親戚の一言で思い留まることが出来ました。
もし、家族や親戚の一言が無ければ、僕は今ここには居ないと思います。
今も、職場の同僚からイジメを受けています。学生時代のような暴力は無くなりましたが、言葉の暴力は日常的に続いています。
最後に、暴力や暴言によるイジメは絶対にダメです。
イジメの無い平和な社会が出来ればと僕は思っています。」
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