17.輝失
変わらないとは輝きを失わないこと だから変わってもいい
でも 何も変わらないままで輝き続けられるとしたら それに越したことはないのかも知れない
なにひとつ変わらずにいられる自信はあるか? と自分に問う
そう問うたところで返ってくる答えは いいや という気のない返事だけ・・・
輝きを失ったまま生き続けることが いつか必ず苦となる
近目の人間の見え方では 苦も楽も同じに見えるのではないかしらん
変わろうにも変わり方を知らない などとしらばっくれるのはどうしてだろう
そっぽを向いたところで 顔には どうしたって皺が刻まれるというのに・・・
見え方ではない 苦楽を共にと云うほどだから きっと同じくらい近い
輝きもそこそこに 生きるということだけに執着しても きっと罰は当たらない
変わっても変わらなくてもいい そんな安っぽい考えに いつか染まる
輝きに似たものを探し始め 変わっていくことに抗えなくなっていく自分に そのまま妥協してしまうのか・・・
いつか変わる そんな日が来ても 自分の覚えた輝き方を思い出せたらいい
苦しむ必要のない楽が いつか必ず 今日を変えてくれる
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます